概要
鳥取県立とっとり賀露かにっこ館の管理運営に要する経費
事業の内容
(1)カニ類をはじめとした水生生物の展示
水産振興や観光業に資することを目的に、ズワイガニ(松葉ガニ)をはじめとしたカニ類や、魚類等の水生生物を展示している。
(2)土日、祝日のイベント運営
お客様に楽しんでいただくために、土日、祝日に工作イベントや体験型イベント(サメ肌タッチング等)を開催している。
(3)出前かにっこ館
当館への来館が困難な方が入所されている社会福祉施設等を対象に、当館の飼育生物を運搬して触っていただく「出前かにっこ館」を実施している。
所要経費
(1)支出
区分 | 経費(千円) | 事業内容 |
一般管理 | 6,504
(6,410) | 人件費、旅費、役務費等 |
飼育管理 | 7,256
(8,437) | 栽培漁業協会への委託費
、展示生物等購入費 |
施設管理 | 8,723
(11,337) | 光熱水費、廃棄物処理
委託費、清掃委託費等 |
イベント等経費 | 274
(334) | 各種イベントにかかる経費 |
PR経費 | 214
(154) | パンフレット製作費等 |
合計 | 22,971
(26,672) | |
(2)収入
区分 | 金額(千円) | 備考 |
海水取水施設使用料 | 603 | 53円/立方メートル×11,381立方メートル=603千円 |
土地使用料 | 1 | 15,431円/平方メートル×56/1,000×1平方メートル=1千円 |
合計 | 604 | |
前年度からの変更点
・経年劣化が見られる水槽について、複数年かけて更新する。
・繁忙期の人員不足を補うため、アルバイトを雇用する。
・電気工作物保安管理業務委託について、営繕課での一括発注を行う。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
◇近年の入館者数
H24:207千人、H25:203千人、H26:215千人、H27:260千人
◇生物飼育(H27年度)
(飼育生物)
・カニ:約80種類、魚類:約132種類、その他:約89種類 計約2,500匹
(展示生物)
・カニ:27種類、魚類約125種類、その他:16種類 計約1,500匹
◇企画展示等
・各水槽毎にテーマ設定した企画展(H28年4月〜 )
・珍しい生物の展示
70万円の五輝星(H27年11月〜12月)
白い松葉がに(H28年2月)
白いキジハタ(H27年10月〜)
◇イベント開催実績(H28年度)
(企画イベント)
・カニの似顔絵コンクール、サメ肌タッチング、かにっこ館クイズ、
カニの甲羅積みゲーム等
(通常イベント)
・カニの竹細工づくり、魚拓づくり、海藻押し葉づくり等
◇出前かにっこ館実績(H27年度)
・ 52施設
これまでの取組に対する評価
<賀露周辺施設と連携した地域活性化.>
・来館者が年間20万人に満たないなか、近隣の海鮮市場かろいちや、地場産プラザわったいなと連携して集客力の強化を図った。その結果、平成27年度には入館者数が26万人を突破した。
〈改善を要する点〉
・知名度の向上
入館者数は毎年増加しているが、施設の存在を知らなかった等の声がよく聞かれる。メディアへの露出機会を増やす、SNS等での情報発信強化、観光関連団体との連携を強める等の取り組みが必要と思われる。
・展示水槽の更新
・外国人観光客への対応
近年、外国人観光客が増加傾向にあるが、館内の展示物について多言語化していないものが多数ある。