これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 魚食普及番組の制作・放送
平成27年度魚食普及活動強化推進事業の一環として、魚食普及番組の制作・放送に取り組んだ。
鳥取県ケーブルテレビ協議会に委託し、番組を制作し、県内ケーブルテレビ5局で放送した。番組動画は、とっとり動画チャンネル(YouTube)でも配信している。
平成27,28年度に「開講!とっとり魚乙女塾」を平成27年度6回制作放送、28年度6回制作放送予定で12魚種、県内9漁村を取り上げた。
2 魚食普及活動支援
平成27年度は5団体に支援し、延べ46回、3,766人への魚食普及活動を実施した。
東部の4団体、公立鳥取環境大学、県で魚食普及活動勉強会を平成27年8月から平成28年3月まで9回開催した。
これまでの取組に対する評価
1 魚食普及番組の制作・放送
CATV視聴者の声では、特に積極的に魚食普及したい10代から40代の若年層からの反響が半数程度あり、「よい」「参考になる」など概ね好反応を得ている。
地域メディアを活用した魚食普及に一定の効果が見られた。
<好反応理由の分析>
・鳥取環境大学の現役女子学生の出演が視聴者に関心と親近感を与え楽しませている。
・魚の扱い方を分かりやすく伝えており、女子学生が指導者の指導を受けてやってみると出来る様子や、回を追うごとに上達する様子を見て、未経験者にも挑戦心が沸く。
・漁村料理、若者向けメニューの紹介により食べてみたくなる。
・近いけど普段はあまり行かない地域の漁村の情報(競りや朝市の様子、イベント、直売、旬の魚など)を伝えており、関心が沸く。
2 魚食普及活動支援
・普及対象として魚食に関心のある一般消費者や特定の学校だけでなく、新たに小中学校PTAや親子会にも呼びかけて、出張料理教室を開催するなど、魚食普及活動の活動範囲を広げ、延べ普及回数・人数が増加した。
・育ちざかりの子供を持つ親からの感想として、「これからは親子でも料理を作ってみる」、「子供に包丁を持たせるよい機会になった」、「新鮮な地魚のよさを知った」などの反応を得ており、魚食普及活動は、水産物の消費拡大だけでなく、親子の食育・コミニュケーションツールとしても一定の役割を果たしている。