島根原子力発電所における原子力災害時等での環境放射能の分析力を強化するため、次のような設備、機能を持つ原子力環境センター2期棟を整備する。
○島根原子力発電所の原子力災害時等に、UPZ(30km圏内)で採取した放射性物質で汚染された環境試料(陸土、植物等)等を前処理するための緊急時前処理室
○島根原子力発電所の原子力災害時等に、野外で環境試料の採取業務等を実施した従事者を検査、除染することで、施設内の放射能汚染を防止するための汚染検査除染室
○島根原子力発電所の原子力災害時等に、放射性物質による環境や飲食物の汚染状況を分析・評価する体制を強化(分析項目の追加、処理可能件数の増加)するための分析機器
(1)原子力環境センター機器整備経費
【要求額:35,456円】 (単位:千円)
| 整備機器 | 金額 |
(1期棟) | ガラス線量計 鉛箱 | 1,912 |
(2期棟) | 実験台、戸棚、温風乾燥機等 | 5,015 |
純水製造装置 | 646 |
低BG型β線測定装置 | 7,485 |
ICP-AES | 16,092 |
遠心分離機 | 791 |
ポンプ | 175 |
超純水製造置 | 3,340 |
計 | 35,456 |
(2)人材育成
【要求額:2,389千円】(前年度:2,207千円)
○原子力環境センターで実施する環境放射能の分析技術を各研修で習得し、また立地県等との情報交換会へ参加し、緊急時モニタリング等に関する知見を得る。