1 事業概要
これまで書画カメラ(資料やサンプルなどの被写体をビデオカメラで撮影してプロジェクター等で投影させる機器)が整備されていない県立学校のうち整備希望のあった2校に書画カメラを新たに必要最低限の台数だけ整備する。
加えて学校の光回線使用料、教職員用パソコンの整備に伴う指紋認証機器の購入費(標準事務費)について調整要求する。
2 一般事業要求整理結果
項目 | 整理結果 |
書画カメラ整備 | タブレット端末3期整備を優先するため新規・追加整備は計上しない |
光回線使用料 | 枠内標準事務費で対応すること |
指紋認証機器購入 | 枠内標準事務費で対応すること |
3 書画カメラの整備計画
学校名 | 整備希望台数 |
倉吉総合産業高校 | 2台 |
倉吉農業高校 | 4台 |
4 調整要求理由
(1)研究者の論文でも教員が実感する書画カメラの活用効果として「説明等の理解の促進」、「準備時間の縮減」、「説明等の時間短縮」が成果として分析されている。
(2)既導入校全てに対してヒアリング等を行い効果検証をしたが、書道の筆運び等の実演や教科書等のほか授業中に生徒が作成した答案や作品等の成果物、植物・鉱石等の試料などを書画カメラを使ってプロジェクターで大画面に投影することで、生徒の理解を高めるとともに、これまで必要であった教材データの準備等に係る教員の負担軽減にも繋がるなどの導入効果が確認されている。
(3)他校では書画カメラが既に整備済みであり、授業運営にとても有効なツールなので学校間で格差の無いよう教育環境の整備が必要。
(4)文部科学省の第2期教育振興基本計画では、H29年度までに1学級1台の整備が目標(整備に係る費用について地方交付税措置がなされている。)とされているが、各校の利用計画を踏まえて必要最低限の台数のみ整備する。
5 所要額
項目 | 科目 | 所要額 |
書画カメラ整備 | 使用料及び賃借料
(枠外標準事務費) | 117千円 |
光回線使用料 | 役務費
(枠内標準事務費) | 14,481千円 |
光回線使用料 | 使用料及び賃借料
(枠内標準事務費) | ▲9,721千円 |
指紋認証機器購入 | その他の需用費
(枠内標準事務費) | 1,497千円 |
合計 | 6,374千円 |