1.事業概要
県立学校の建物・グラウンド等の施設の維持及び老朽化等の進行に伴い必要となる修繕を行い、教育施設としてふさわしい環境の整備を図る。
→大半の施設は耐震補強を行い引き続き使用することから、経年に伴う劣化については、重篤な状況になる前に修繕が必要。
2.財政課整理
安全性、学校運営における影響等を考慮し工事箇所、工事費を精査しました。老朽化施設緊急整備事業に対応するため、大規模修繕費は大幅に箇所を絞り込みました。
3.調整要求理由
<大規模営繕費>
・老朽化施設緊急整備事業は、築50年経過など改築に替わるべきものとして今まさに求められている施設の長寿命化改修としての外壁や屋上の耐久性向上、配管や設備の更新に当たるもの。
・長寿命化対策としての大規模改修経費は改築経費に相当するとの整理も可能で、営繕事業のすべてを大規模営繕と同様の、通常の維持修繕費の中で見るのは無理がある。
・老朽化施設緊急整備事業に見合った一定の大規模営繕費の絞り込みはやむを得ないが、生徒の授業や学校安全だけでなく部活動の振興を含めた学校生活、学校運営全般にかかる施設整備が必要。これまでも、生徒の部活動での技術力向上のための施設整備に取り組んできている。
この考えのもと、査定を受けた大規模営繕工事の中でも、特に工事を行う必要性の高い案件について復活の要求を行う。
○境港総合技術高等学校 空手道場改修工事
当校空手道部は、本校舎から約2km離れた元境水産高等学校(現在廃校で未利用)敷地内の空手道場を練習場としている。
この空手道場は昭和49年の建築で老朽化が著しく、耐震対策もなされていない。
また元境水産高等学校の敷地内においては、不審者被害で警察に届け出る騒ぎがあるなど治安が悪く、生徒が不安を感じており、早急な安全対策が必要。
一方、当校空手道部は県立高校で唯一の空手道部で、強化指定校として教育委員会としてもしっかりとした支援が必要。
このように施設及び周辺環境において、生徒の安全及び学校としての管理上からみても、他施設以上に配慮が必要。
4.要求額
○大規模営繕費(工事請負費、委託料) 単位:千円
| 内示済額 | 調整要求額 | 計 |
鳥取中央育英高等学校ソフトボール場南・西側フェンス改修工事 | 17,516 | 0 | 17,516 |
米子西高等学校調理室エアコン設置工事 | 11,186 | 0 | 11,186 |
境港総合技術高等学校食品加工実習棟1階製造室空調設備工事 | 26,625 | 0 | 26,625 |
境港総合技術高等学校空手道場改修工事 | 0 | 32,933 | 32,933 |
計 | 55,327 | 32,933 | 88,260 |
(参考)過去5ヵ年決算額
H27 | H26 | H25 | H24 | H23 |
198,832 | 220,195 | 228,402 | 167,385 | 176,535 |
○生活費(標準事務費調整)
80千円