1 事業概要
建物が避難所に指定されている県立学校15校において、災害時の避難者の通信手段等を確保するため、体育館等でWi-Fi利用及びテレビが視聴できる環境を整備する。
2 要求額
38,778千円
3 整備概要
各校に整備済又は整備予定のタブレット端末用のインターネット回線を利用し、避難者が体育館等でWi-Fiを利用できるようアクセスポイント、ファイアウォール等の必要な機器を整備すると共に、配線工事やネットワークの設定等を行うほか、体育館等で避難者がテレビを視聴できるよう配線を行う。
なお、本件整備に係るアクセスポイントは、平時には学習や行事等で利用する。
4 必要性
○鳥取県中部地震の検証において、学校避難所に対してトイレの洋式化・多目的化、Wi-Fi・テレビ環境の整備等が求められている。
○熊本地震を踏まえた文部科学省の緊急提言でも、地震発生後の初期段階で情報通信機器のニーズが高く、優先的に整備又は機能確保されるべきとしている。
○災害発生時には、電話回線による通信はインフラが被災したり、利用が集中することによって利用ができなくなることもあるなど通信環境の確保が必要。加えて音声通話以外の通信手段の充実・改善を図る観点からも公衆無線LAN(Wi-Fi)の整備は重要である。
5 整備方針
既存の機器等をできるだけ活用することで費用の抑制を図り、また校内の情報資産へのアクセスを制御してネットワークセキュリティを担保しながら、災害時に避難者が学校の体育館等で各自のスマートフォン等が利用できる環境を構築する。
6 必要経費
(単位:千円)
| 項目 | 金額 | 説明 |
1 | LAN配線工事 | 8,985 | 体育館等へのLAN配線 |
2 | 機器整備 | 20,510 | ファイアウォール、アクセスポイント購入費 |
3 | 機器設定 | 740 | 既設機器の設定変更など |
4 | ネットワーク設計、運用管理 | 908 | ネットワーク構築及び試験、設置後の動作監視など |
5 | テレビ配線 | 7,635 | 体育館等までのテレビ配線 |
計 | 38,778 | |