鳥取県の人口に占める65歳以上人口の割合は、29.1%(全国第14位)と高い水準にあり、中堅以上の年齢層にとって介護と仕事の両立が大きな課題となっている。
また、介護に携わる期間は子育ての期間と比較して長期化し、介護家族の負担が重くなるケースがあり、介護を理由に離職を選択せざるを得ない「介護離職」が大きな課題となっている。
職場においては、育児と比べて介護を理由とした休業、休暇は取りづらいという風潮を払拭し、育児と介護の両立支援と併せて、介護と仕事が両立できる職場環境づくりを推進していく必要がある。
これまでのイクボス推進により、県内のイクボス宣言企業数が267社となるなど(H29.5.19現在)、県内企業の「イクボス」の取組は着実に広がっているが、イクボスだけでなくケアボスの役割も果たすファミボスを増やしていく必要がある。