これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<企業立地の取組み>
・企業立地推進本部による企業立地活動の全庁的な取組み
県外本部、県民局、企業局、他部との連携
平成20年1月の本部立ち上げ以来、今年10月までで39回開催
・オーダーメード方式による企業支援
企業のニーズに合わせて助成制度を充実
(例)環境関連設備に対する優遇措置
農商工連携に係る農業生産設備等への補助適用 等
・経済情勢の変化に合わせて助成制度を見直し
(例)企業立地事業補助金の投資要件、雇用要件の緩和
雇用創出奨励金の創設
大規模な企業誘致に対する助成の拡大
被災企業、リスク分散を図る企業に対する加算措置
研究開発施設、人材養成施設等に対する助成の拡大
生産拠点集約を行う企業に対する助成の拡大
コンテンツ制作等を対象業種として追加
海外からの生産等の回帰を行う場合の助成の拡大
セットメーカー等の特定製造業に対する支援の拡充
補助金返還規定の明確化
ベンチャー企業等評価システムの設置
バリューチェーン構築に関する加算措置
リスク分散加算に係る対象地域の見直し
BCP対策と併せた本社機能移転に関する加算措置
これまでの取組に対する評価
○これまでの取組に対する評価
20年秋の世界同時不況により、製造業を中心とする企業の受注は激減し雇用情勢も急激に悪化、設備投資に対しても抑制傾向であったが、企業の景況感は21年3月を底に、徐々にではあるが回復してきていたが、急激な円高、東日本大震災など、県内経済は順調とはいい難い。加えて近年の「超円高」傾向により、国内製造業では生産拠点の集約によるコスト削減、人員整理を行うなど地域の雇用にも大きな影を落としているところ。
しかし、日本全国で東日本大震災からの復興に向けた取り組みが行われる中、各企業は、BCPやリスク分散のための工場等の移転が進みつつあるが、一方で有効求人倍率の上昇による人材確保の難しさも顕在化しつつあり、いかに県内経済の浮揚に繋げられるかが課題となっている。
引き続き、経済情勢の変化や企業ニーズに合わせて、企業立地の助成制度を継続し、県内経済の成長に繋げていきたい。