1 事業概要
住民主体の通いの場で、後期高齢者や要支援者の方も一緒になってできる介護予防体操の取組を進めるため、生活習慣病予防や介護予防の普及啓発のために市町村が考案したご当地体操等を活用した「とっとりご当地体操交流大会」を開催する。
実施主体 | 県 |
実施方法 | 委託(Fitness Ja-んぐるを想定) |
事業費 | 1,229千円(1,229千円)
・委託料:1,087千円 ・標準事務費:142千円 |
財源 | 単県 |
2 事業内容
(1)「とっとりご当地体操交流大会」の開催
○時期:平成30年9月頃
○会場:東部地区を想定
○対象者:ご当地体操等を活用した住民主体の介護予防事業に取り組む人等(200名を想定)
○協力:市町村、地域包括支援センター等
○実施イメージ:
ご当地体操交流大会 |
介護予防体操の重要性・若返り効果等を知っていただき、今後の取組の推進につなげる。また、他の体操等を体験していただくことにより、グループでの活動のマンネリ化を防ぎ、今後の取組の継続に繋げる。 |
・講演 | 高齢期の体操の効果、心構えや注意点、介護予防体操の若返り効果など |
・認知症予防コグニサイズの体験 | 脳と体の両方を同時に使うことをで脳への刺激が期待される認知症予防の体操の「コグニサイズ」を体験する。 |
・体力年齢測定コーナー | 握力、30秒椅子立ち上がり回数、長座体前屈、開眼片足立ちの測定等により、体力年齢を判定。 |
・ご当地体操体験コーナー | 自分にあった体操や、グループでの体操の参考とするため、いろいろな体操を体験する。
体験コーナーのステージ出演による住民ボランティアの体操指導者養成も行う。 |
・【新】ご当地体操人気投票 | ご当地体操の親しみやすさ、覚えやすさ、手軽さ等の観点から、住民が取り入れたい体操の人気投票を行う。 |
3 背景
厚生労働省によると、スポーツ関係・ボランティア・趣味関係のグループ等への社会参加の割合が高い地域ほど、転倒や認知症、うつのリスクが低い傾向がみられるという。
住民が主体となって、元気な高齢者と要支援・要介護認定を受けている高齢者が一緒に行う体操の集いにより、運動機能の改善はもとより、高齢者の居場所づくり・活躍の場づくりによる介護予防の取組を広めていく。
【介護予防の理念】
○高齢者が要介護状態等となることの予防又は要介護状態等の軽減若しくは悪化の防止を目的として行うもの。
○単に高齢者の運動機能や栄養状態といった心身機能の改善だけを目指すものではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を促し、生きがいや自己実現のための取組を支援して、QOLの向上を目指すもの。
4 県が介護予防の取組を進める理由
いつまでも健康でいたいという県民の願いをかなえるため、なるべく介護が必要になる期間を遅らせるとともに、要介護状態の軽減・重度化防止を図るために介護予防の取組を推進していく必要がある。
他のご当地体操を体験することにより、グループ活動のマンネリ化を防ぎ、今後の取組の継続を図る。