中学卒業後や中学3年の後半のタイミングで入所した児童は、その多くの児童が学力不足のために高校進学ができず、また、就労も困難な状況にある。
※特に、中学3年時点で入所する児童はその時点でほとんど勉強しておらず、中学3年の中期以降に入所した場合は、中学卒業直後の高校進学はほぼ不可能な状況にある。
この結果、行き場を失った中卒児童が犯罪に関与したり、巻き込まれたりする事案が全国的にも社会問題となっているが、非行やぐ犯行為を繰り返す中卒児童に対する支援は十分でない。
これらの状況から、中卒児童の社会的自立のため、学習指導や就労へとつながる資格・スキルを取得させるなどの支援体制の整備が必要である。