これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成26年度の基金創設以来、基金の取組の柱である「病床の機能分化・連携」「在宅医療・介護サービスの充実」「医療従事者等の確保・養成」を推進するための事業に取り組み、回復リハ病床・地域包括ケア病床の充実や在宅医療連携拠点の整備、訪問看護師の養成・確保等に取り組んでいる。
また、平成28年12月に鳥取県地域医療構想を策定し、構想に掲げる「必要な医療を必要な場所で提供できる体制の整備」と「希望すれば在宅で療養できる地域づくり」に向けた取組を進めているところ。
これまでの取組に対する評価
各圏域に設置された地域医療構想調整会議や県医療審議会、県地域医療対策協議会での議論、事業者から要望等を踏まえながら、取組を進めている。
○病床転換による病床の機能分化やICTによる医療機関の連携ネットワークの整備が促進された。
→急性期から回復期等への病床転換の実績:150床程度
→電子カルテ相互閲覧システム「おしどりネット」の参加医療機関の拡大:約60機関
○訪問看護師等の医療従事者の養成、在宅医療(歯科)連携拠点の整備、多職種連携推進のための研修実施、在宅医療の推進に必要な施設・設備の整備等により、在宅医療を推進する上での体制整備が進んだ。
→在宅医療連携拠点の整備:3箇所(東部・中部・西部の各地区医師会)
→在宅歯科医療連携拠点の整備:4箇所(県歯科医師会及び東部・中部・西部の各地区医師会)
→訪問看護師の養成:10名程度
○院内保育所の運営や医師事務作業補助者の配置等に対する支援により、働きやすい職場環境が整備された。
→院内保育所運営費の支援:9医療機関
→医師事務作業補助者の増員実績:40名程度
→医療従事者の勤務環境改善への相談窓口(勤務環境改善支援センター)の設置:1箇所(県医師会に委託)