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平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:民生費 項:児童福祉費 目:児童福祉総務費
事業名:

保育士確保対策強化事業

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福祉保健部 子育て応援課 保育・幼児教育担当  

電話番号:0857-26-7570  E-mail:kosodate@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 14,842千円 1,589千円 16,431千円 0.2人 0.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 16,445千円 1,589千円 18,034千円 0.2人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 10,610千円 1,590千円 12,200千円 0.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:16,445千円  (前年度予算額 10,610千円)  財源:国1/2、単県 

一般事業査定:計上   計上額:10,411千円

事業内容

1 事業の目的・概要

潜在保育士(保育士資格を有していながら、保育現場での勤務に従事していない者)への就業支援等を実施する「保育士・保育所支援センター」を設置するとともに、指定保育士養成施設が行う保育所等への就職を促す取組を支援し、保育士確保を推進する。

2 主な事業内容

(1) 保育士・保育所支援センター設置・運営事業
       潜在保育士や保育士を新たに目指す者への就職支援等を行う「保育士・保育所支援センター」を設置する。
    【鳥取県保育士・保育所支援センターの概要】
    区分
    内容
    実施主体 県(鳥取県社会福祉協議会(以下「県社協」という。)に委託)
    設置場所 鳥取県社会福祉協議会内(鳥取市)
    主な事業内容
    • 保育士再就職支援コーディネーターによる相談支援
    • 再就職支援研修、職場研修(インターンシップ)、就職説明会の実施
    • 福祉人材センター(県社協)やハローワークと連携した保育所等とのマッチング(職業紹介)
    • 求人情報や研修情報の案内
    • 職場の定着向上に向けた取組 等
    予算額12,422千円(県1/2)
    【主な経費】
    コーディネーター人件費、センター運営費等

    (2)保育士養成施設に対する就職促進支援事業
      県内の指定保育士養成施設(鳥取短期大学)が学生に対して行う保育所等への就職を促す取組を支援する。
    区分
    内容
    補助対象県内の指定保育士養成施設が学生に対する保育所等(児童福祉施設全般)への就職促進の一環として実施する以下の取組に要する経費
    • 卒業予定者と保育士として現場で活躍するOB・OGとの交流会の開催
    • 卒業予定者を対象とした就職説明会
    • その他卒業予定者の保育所等への就職促進のための取組
    補助要件
    • 保育所等への就職内定割合が前年度同率以上
    • 同割合が前年度の全国平均を上回っていること
    補助額保育所等への就職内定率が前年と比較し、2%増加するごとに260千円(増加していない場合は260千円)
    予算額520千円 (4%以上の増加を見込む) 
                         (国1/2、県1/2)
    参考:H28保育所等内定率 92.9%(105名/113名)
(3)潜在保育士復職支援事業(就職準備金等貸付事業)
    国補正予算(補助事業)を活用して実施している潜在保育士向けの貸付事業に係る費用の一部(※)を県社協へ補助する。
    ※H28〜H30までの全体事業費(101,400千円(国9/10、県1/10))のうち、国費を除く県費部分(10,140千円)については、特別交付税措置の関係上、事業年度ごとの実績に応じて支出する必要がある。
    【貸付金の概要】
    実施主体鳥取県社会福祉協議会(県補助事業)
    財源内訳貸付金、事務費  国9/10、県1/10
      ※厚労省の補正予算「保育対策総合支援事業費補助金」を活用。県費担部分は特別交付税措置
    対象者保育士として保育所等に勤務することが決定した潜在保育士等
    貸付額(1)就職準備金 400千円 (1回を限度)
      就職の準備に要する経費を貸付
     (例)通勤用の自転車購入、宿舎の礼金、被服 等

    (2)保育料(月額最大54千円)の半額(1年間を限度)

      未就学児を持つ潜在保育士等が保育士として就職するために子どもを保育所等へ入所させた場合、支払うべき保育料の一部を貸付

    (3)預かり支援事業利用料金の半額(2年間を限度)
      未就学児を持つ保育士が子どもの預かり支援事業を利用した場合、その料金の一部を貸付
    返還免除要件潜在保育士等が当該保育所等において2年以上勤務したとき
    予算額2,903千円 

(4)県外学生に対する県内実習等支援【新規】
    県外学生に対し、県内保育施設で実習や就業体験等を行う場合の旅費の一部を助成し、Uターン就職を促進する。
    区分
    内容
    補助対象 県外の保育士養成校に在籍する学生
    補助額 1人当たり30千円/年 (20人程度を想定)
    予算額 600千円

3 要求額

要求額:16,445千円

 ※厚労省の「保育対策総合支援事業費補助金」を活用
【内訳】                          
事業名
区分
負担
割合
予算額
(千円)
保育士・保育所支援センター設置・
運営事業
委託料
国1/2
県1/2
12,422
保育士養成施設に対する就職促進支援事業
補助金
520
潜在保育士復職支援事業
補助金
県1/10
2,903
県外学生に対する県内実習等支援
補助金
600
合計
16,445

4 背景

平成27年度の子ども・子育て支援新制度の施行にあわせて潜在的な保育ニーズの確保がより一層求められる中で、各市町村においては、小規模保育事業等の開設や低年齢児の受け皿拡大を行っており、それに伴って保育士の需要が急速に拡大し、平成26年度末から、有効求人倍率が、急速に上昇傾向にある。
【参考:本県の保育士の有効求人倍率】(鳥取労働局より)
時点
H25
H26
H27
H28
H29
4月
0.82
1.05
1.54
1.68
2.18
10月
1.72
1.62
2.31
4.09

 一方で、潜在保育士は増加し続けており、また就業条件(勤務時間帯、給与等)との兼ね合いから、求人側(施設)と求職者側(保育士)とのミスマッチも大きな要因であることから、潜在保育士の掘り起こしの強化と保育現場への再就職につなげていくためのきめ細かな支援(相談支援、職場体験、再就職支援研修、就職説明会等)が必要不可欠である。

【参考:本県の保育士登録者数推移】
H25
H26
H27
H28
累計
保育士登録者数
275
335
346
281
8,576
※保育士新規登録者数は、毎年300人前後(うち新卒200人前後)で推移しており、累計で8,600名程度の登録者があるが、実際に保育所等で勤務されている者は、3,500名(常勤換算ベース)程度であるため、半数程度は潜在保育士と想定される。

また、国においては、特に都市部での慢性的な保育士不足解消を図るため、平成27年1月に「保育士確保プラン」を公表し、保育士試験の年2回実施(H28〜)、保育士の処遇改善、保育士・保育所支援センターの積極的な活用を行い、保育士の確保と定着支援を強化することとしている。


財政課処理欄


 保育士・保育所支援センターのコーディネーター増員は短期間就職のマッチング等に係る人役の積算が過大と考えますので計上を見送ります。貸付事業は実績を勘案し金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 10,610 4,219 0 0 0 0 0 0 6,391
要求額 16,445 6,471 0 0 0 0 0 0 9,974

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 10,411 4,355 0 0 0 0 0 0 6,056
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0