現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 福祉保健部の移植医療推進事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:医薬費 目:医務費
事業名:

移植医療推進事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

福祉保健部 医療政策課 医療政策担当  

電話番号:0857-26-7172  E-mail:iryouseisaku@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 16,667千円 3,973千円 20,640千円 0.5人 0.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 16,760千円 3,973千円 20,733千円 0.5人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 16,667千円 3,974千円 20,641千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:16,760千円  (前年度予算額 16,667千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:16,222千円

事業内容

1 事業概要

 臓器移植の推進のために(公財)鳥取県臓器・アイバンクに運営費の補助を行う。また、骨髄移植(造血幹細胞移植)の推進のために骨髄提供者登録窓口等を設置する。

2 積算内訳(臓器移植関係)

(1) 臓器移植推進事業  16,553千円(16,460)

      ・鳥取県臓器・アイバンク運営費補助金 (1〜4) 
                              16,523千円
      ・県直営分(5)                   30千円

     1) 移植コーディネーターの設置 
                         9,889千円(9,263)
     提供希望者と病院との調整や地域における臓器移植の調整の要となる移植コーディネーターを設置する。
     
     2) 普及啓発事業の実施     816千円(1,119)
     臓器移植は、県民の理解と支援があって成り立つ制度であることから、臓器提供や移植への理解を広めるための各種普及啓発事業を実施する。
     ア 院内移植コーディネーター会議 ※継続(減額)
     年2回開催予定。院内移植コーディネーターの資質向上及び7病院の連携・病院内体制の整備、強化を図る。
     イ 臓器移植普及推進街頭キャンペーンの実施 ※継続(減額)

     

     ウ グリーンライトアップの実施 ※継続(減額)

     広く臓器移植が認知され、理解が進むことを目的に、移植医療のシンボルであるグリーンリボンにちなみ、全国の著名な建物等を緑色にライトアップするキャンペーン「グリーンライトアップ」に参画。

    ※27年度まで実施していた「グリーンリボン公開講座」に代わり、28年度から県内2箇所(鳥取駅北口、米子駅前)で実施。

     エ 移植を受けた子ども達の作品展 ※継続(増額)

        移植を受けたこども達の作品展を開催(県内3箇所で開催)

     オ 搬送協力体制マニュアルの作成 ※新規

        ※昨年度の病院従事者向け物品の作成から変更 

     カ 患者・県民向け鳥取県版臓器提供ガイドブックの作成 ※新規

      ※昨年度の提供施設PR資材の作成から変更 

3) アイバンク業務   160千円(160)

 アイバンクの業務内容は、ドナー(角膜を提供する人)とレシピエント(角膜移植を待つ人)の架け橋の役目をする業務。
 具体的には眼球提供者の登録管理事業、角膜移植術に必要な角膜のあっせん事業を行う。(献眼登録、眼球保存等専門的な業務については鳥取大学医学部に委託予定)
 厚生労働大臣よりあっせん業の許可を受けて平成24年度より実施。
  <積算>
  (収入)  
   眼球斡旋手数料 400千円・・・A  
  (支出)
   鳥取大学への委託料 470千円・・・B 
   摘出医への謝金、旅費 90千円・・・C
  (B+C)−A=160千円

4)事務局費    5,658千円(5,888)
 上記1)〜3)の事業実施のための連絡調整、事務処理に要する経費
 ・人件費(事務局長(非常勤)1名、書記1名)
 ・アイバンクに関するコーディネーター業務 
  (ドナー情報への対応・保存業務、データ整理、レシピエントケア、普及啓発など)
 ・その他事務経費等 


 5)その他    30千円(30)※直営分
 事業実施のための連絡調整に要する経費(標準事務費)

3 積算内訳(骨髄移植関係)

(2) 骨髄等移植推進事業 207千円(207)※直営分

 1) 提供希望者登録事務 42千円 
 中部・西部地区での登録場所確保のため倉吉・米子保健所を窓口にして提供希望者の登録業務を行う。
(※ 東部地区には日赤血液センターが存在するため、中部・西部地区のみ実施)

 2) 休日登録業務  165千円 
 平日にドナー登録ができない希望者のために、休日に随時の登録会を開催し利便性を図る。(採血、問診を行う医師、看護師を非常勤職員として任用)

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

【臓器移植】 
※補助金により鳥取県臓器アイバンクが実施。

○意思表示カード所持、意思表示の普及啓発及び調査
・県内各所で臓器提供意思表示に関するパンフレット等の配布を実施。10月の臓器移植普及推進月間には臓器提供意思表示率に関する街頭調査を実施。

○県民への移植医療にかかる理解の推進
・中学校、高校、福祉施設関係の職員、医療系の学生、市民団体等を対象に出前講座を実施。
・グリーンリボン公開講座を10月に開催し、体験談など移植医療にかかる普及啓発を実施。
・「移植を受けた子どもたちの作品展」を開催。

○平成24年4月から眼球のあっせん業を行うアイバンク業務を実施。

○県内の医療機関への移植医療にかかる理解の推進
・平成22年6月に県内5病院の医師等15名を院内移植コーディネーターとして県が委嘱し、年2回院内移植コーディネーター会議を開催。
平成27年6月に7病院31名に増員。
・県内の病院等を訪問し、移植医療にかかる理解を図った。
・臓器提供施設における臓器提供シミュレーションの支援などを実施。

【骨髄移植】
○県民への骨髄移植にかかる理解の推進
○ドナー登録者の増加に向けた取り組みの強化
・各イベント等でドナー登録会を開催するなど、普及啓発、ドナー登録の推進を図った。

これまでの取組に対する評価

【臓器移植】
・「グリーンリボン公開講座」、「グリーンライトアップ」、「移植を受けた子どもたちの作品展」などで、新聞・テレビ等に取り上げられることができ、また、多くのイベント等で臓器提供意思表示に関するパンフレット等を配布する普及啓発の推進を図ることができた。
意思表示率は平成28年度該当調査で17.2%(前年度22.3%)と全国よりも高い水準で増加している。
全国:13.6%(H28日本臓器移植ネットワーク調べ)
・平成25年度より中学校、高校の学習会として講義を実施しており、平成28年10月時点で約3,000人が受講。
・病院等医療機関への訪問を数多く行い、移植医療にかかる理解が図られた。
・院内移植コーディネーターが病院内での体制整備や自らの資質向上などのために連携を強め、県全体の移植医療への取組を高めていく必要がある。今後も、院内移植コーディネーター設置病院を増やしていくこととともに、設置病院における体制強化を支援していく。

【骨髄移植】
・各イベントでドナー登録会を行うことができ、普及啓発とドナー登録者の増加を行うことができた。
ドナー登録者割合
(H29.9・・・10.91人)(千人あたり)(全国8.42人)
(H28.9・・・10.72人)
(H27.9・・・10.55人)
(H26.9・・・9.09人)
(H25.9・・・9.01人)
(H24.9・・・8.82人)
(H23.9・・・8.31人)
(H22.9・・・7.84人)
(H21.9・・・7.44人)

財政課処理欄


 コーディネーターの給与増額は効果が不透明であるため計上を見送ります。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 16,667 0 0 0 0 0 0 0 16,667
要求額 16,760 0 0 0 0 0 0 0 16,760

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 16,222 0 0 0 0 0 0 0 16,222
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0