(3)特色ある自死予防対策
特色ある自死予防対策を推進することにより、うつ病に対する理解などの普及啓発を行う。
眠れてますか?睡眠キャンペーン 【国庫1/2】 620千円(620千円) |
睡眠を切り口として、地域住民や関係者を対象に各圏域の実情に応じて研修会や実態調査を行い、うつ病や自死に対する理解の促進を図るとともに、早期介入、早期支援体制を確保する。 |
自死対策人形劇派遣事業 【国庫1/2】 30千円(30千円) |
「眠れてますか?睡眠キャンペーン」の一環として、人形劇サークル「てっぽんかっぽん」の協力により作成した人形劇「眠れなくなった父さんヒツジ」を研修会等に派遣し、うつ病に対する理解を促進する。 |
(4)若年層対策
15〜39歳の各年代の死因の1位が自死(平成24年)となっていることから、若年層向けの自死予防対策を行っていく。
若年層向けメンタルヘルス出前講座 【国庫2/3】 64千円(96千円) |
平成25年度より開始した「健康経営マイレージ事業」に参画している全国健康保険協会加入事業所や、その他の企業や教育機関向けにメンタルヘルス出前講座を実施し、職域に向けたうつ病対策や自死予防の推進を行う。 |
若年層向け自死予防啓発 【国庫2/3】 550千円(550千円) |
若年層に対し、本県の自死の現況の周知や、心の健康等について知ってもらうため、各種啓発物を作成の上、配布する。特にうつ病に気づいてもどこに行ってよいか分からない思春期・青年期を対象に重点的に普及啓発を行う。
〔作成例〕自死予防リーフレット、パンフレット |
若年層における自死対策研修会 【国庫2/3】【新規】 293千円(0千円) |
大学や専門学校等で学生を支援する担当職員をとした自死対策研修会を実施し、学生へのケアや相談支援等を行う。 |
(5)相談窓口の整備
地域住民が、自分の抱えている問題(こころの健康問題、経済問題など)を相談できるように相談窓口の充実化や相談機会を設けるなど相談の受け手側の体制を確保をする。
各福祉保健局及び精神保健福祉センターにおける各種相談 0円(0円) |
地域住民からの相談に対し、各福祉保健局の保健師等が対面型又は電話により随時、対応している。 |
鳥取いのちの電話支援事業【国庫1/2】 3,420千円(2,900千円) |
心に悩みを持つ人の電話相談に応じている社会福祉法人に対し、電話相談員(ボランティア)の養成及び資質向上等の経費を助成。 (補助先)社会福祉法人鳥取いのちの電話 |
相談窓口担当者連絡会および相談能力向上指導者養成研修会の開催 【国庫1/2】 54千円(69千円) |
相談窓口担当者の連携を強化し、どの窓口に相談しても最も適切な相談窓口につながるネットワークの構築を図るため、県(福祉保健局)が連絡会を開催。 |
(6)精神医療体制の充実
各種研修会をとおして、医療従事者(精神科医、かかりつけ医、看護師、薬剤師等)のスキル向上を図る一方、かかりつけ医と精神科医との連携がよりスムーズに行えるようマニュアル検証等を行う。
かかりつけ医と精神科医との連携会議 【国庫1/2】 320千円(320千円) |
(公社)鳥取県医師会に委託し、かかりつけ医と精神科医との連携がスムーズにいくよう「かかりつけ医と精神科医との連携マニュアル」の検証及び対応について情報交換を行う。 |
かかりつけ医うつ病対応力向上研修 【国庫1/2】 780千円(780千円) |
かかりつけ医に対して、うつ病に関する研修を実施し、うつ病患者の早期発見・早期治療を行うとともに、精神疾患患者の早期介入のための人材育成研修を県が各地区医師会及び県医師会に委託して実施。(委託先)各地区医師会 |
精神科医療等関係者研修 【国庫1/2】 700千円(700千円) |
精神科を有する医療機関に籍を置く、医師、看護師、薬剤師などを対象に、資質向上を図るため、各地区医師会に研修実施を委託する。 (委託先)鳥取県医師会 |
自死企図者対策 【国庫2/3】 【廃止】 0円(260千円) |
自死につながるハイリスク者の対策として、自死企図者の再企図を防ぐため、医療機関や相談機関に対して必要な支援を実施していく。 |
(7)自死遺族へのケア
同じ境遇の者の思いを聞いたり、自分の思いを話せる「語り合う場」を提供するとともに、自死遺族支援を行っている団体へ、自死に対する偏見などの二次被害に対する普及啓発等に係る助成を行い団体の活動の定着化を図る。
自死遺族の集い開催 【国庫1/2】 229千円(229千円) |
自死遺族が安心して集まり、語りあうことを通じてお互いの気持ちを分かち合うことを目的に、県(精神保健福祉センター)が平成20年度から自死遺族の集いを開催。
- 鳥取市と米子市で隔月で実施
- 22年度からは自死遺族グループの会員(当事者)もスタッフとして参加
- 新聞広告等掲載し、支援を必要としている遺族に周知を行う。
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自死遺族自助グループへの支援 【国庫1/2】 938千円(938千円) |
県内で活動する自死遺族自助グループに対して、その活動が定着するよう活動費や指導者研修を受講するための旅費、また自死遺族の二次被害に関するリーフレット作成等について助成。 |
(8)自死対策の総合的推進
地域自死対策推進センターの運営 【国庫1/2】 0千円(0千円) |
平成21年度より地域自死対策情報センターを精神保健福祉センター内に設置している。
28年度から国の方針により、「地域自死対策推進センター」と改称し、体制及び機能を強化し、地域の自死対策の向上を図ること及び自死未遂者・自死遺族等に対して、適切な支援が提供される体制の整備を図る。
- 自死に係る情報の収集・分析・提供
- 関係機関のネットワークの強化
圏域ごとに開催する相談窓口担当者連絡会に参加して、関係機関のネットワークの強化を図る。
地域における自死対策に関する人材を養成(主に自死遺族、ゲートキーパー向け等)するための研修会の開催。 |