現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 生活環境部の鳥取砂丘景観保全再生事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:計画調査費
事業名:

鳥取砂丘景観保全再生事業

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生活環境部 砂丘事務所   

電話番号:0857-22-0583  E-mail:sakyu@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額(最終) 9,263千円 11,918千円 21,181千円 1.5人
30年度当初予算額 0千円 11,922千円 11,922千円 1.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:10,463千円    財源:単県   追加:10,463千円

一般事業査定:計上   計上額:9,263千円

事業内容

1 調整理由

下記により、査定案では必要な事業実施ができないため、要求額を再度精査した上で、必要な額を調整要求するもの。


    (理由)

    ○ 本年度も既に不落札が生じるなど、必要な事業実施に支障を 来しており、鳥取砂丘の景観の維持が危ぶまれる状況にある。

     → 景観改善植生処理事業→5社に通知
       (応札1社、入札3回 不落札、随意契約:不調)

     → 機械除草→6社に通知(応札1社)
          
      事業者からは、市場価格に比べ、予定価格が低すぎるとの声 がある。

      ※ 本年度の砂移動必要量(第1回)についても、昨年の量を上   回っている状況。(876立方→926立方)
       (第2回は3月に予定)

      
    ○ 県市協調予算であること、モニタリング結果等によるタイムリー な事業実施が必要なことから、補正予算対応は不可能。
      
     6月:調査研究会委員(鳥大教授他)による現地での植生        モニタリング等を実施
            
     7月:モニタリング結果を反映させ除草委託等の設計・入札
     
     7月:委託業務実施

      ◎ 雑草は梅雨時期前後に生え始め、7月には急速に成長し、   8月には一気に種子を散布するため、雑草の結実時期の前    に除草を終える必要がある。
        除草が必要な量は、毎年の自然環境により変動する。
        このため、6月のモニタリング、7月からの除草業務開始     は、必須であり、モニタリングの結果、除草必要量が多く、予    算が不足しても、補正予算要求は間にあわない。

2 調整要求額

当初要求額
調整要求額
B
差額
B-A
13,001千円
10,463千円
△2,538千円

3 事業概要(金額は見直し後所要額)

鳥取砂丘再生会議が行う下記事業に要する経費を、県・鳥取市が各1/2ずつ負担する。
(1)保全・再生に関する事業 15,091千円(15,969千円)

 ア 除草、草刈等
区分
H30計画(ha)
H29実績(ha)
備考
機械除草    20.9 15.4 トラクタ耕転等
人力除草    83.4 88.9委託・ボランテイア除草
スリバチ整備    5.0 5.0斜面等の根堀・草刈
林帯整備    0.0 0.0保安林縁の草刈除草
109.3 109.3
 イ 景観改善植生処理

 主に鳥取砂丘へ向う県道湯山鳥取線沿線の砂防林の下草刈りや植生処理(ニセアカシア、雑木、松など)を実施し、景観を改善する。
区分
H30計画(ha)
H29計画(ha)
備考
  景観改善    5.0 6.0
 ウ 砂移動処理

 鳥取砂丘の市営駐車場の木製階段入口付近が、冬季の強い北西季節風によって砂が異常堆積し、毎年通行の支障となることから、この堆積した砂を砂丘側へ移動処理する。

(2)保全・再生に関する調査研究 4,806千円(4,602千円)

 砂丘特有の風紋、起伏やスリバチ地形が維持される自然サイクルによる「砂の動く生きている砂丘」の保全・再生を目指すためには、鳥取砂丘の自然の姿を再確認する必要がある。

 保全・再生事業にフィードバック(活用)するための調査等を学識経験者等で構成する「調査研究会」により実施。

ア 基礎的調査〔継続〕

  ・長期的な砂丘の地形変動調査

  ・除草のための調査 等

イ 特別調査〔継続〕

  ・自然の砂の動きと砂丘の成因の解明

  ・動植物の調査

  ・景観の改善調査 等

ウ 砂移動処理調査〔継続〕

  砂移動処理にかかる地形測量調査

エ 調査機器修繕費・消耗品費〔継続〕

(3)人材養成に関する事業 600千円(298千円)

 鳥取砂丘の保全・再生、利活用の取組を持続的なものとするために、人材の確保は重要である。

 また、山陰海岸ジオパークの各ジオエリアにおいても、ガイドの確保・スキル向上はエリアの魅力アップにつながる重要な要素であり、鳥取砂丘も同様である。再生会議としてガイドの養成に取り組むとともに、ガイド活動の円滑な実施を図る。 

(4)事務費(事務用品費等) 128千円(128千円)

○鳥取砂丘景観保全再生事業負担金
区分
H30要求額
H29予算額
保全・再生に関する事業 15,091 15,969
保全・調査に関する研究 4,806 4,602
人材養成に関する事業 600 298
事務費 128 128
小計
20,625 20,997
鳥取県負担額(県・鳥取市各1/2) 10,313 10,499
標準事務費 150 150
合計
10,463 10,649


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

〈鳥取砂丘の保全再生と利活用の推進〉
 ・鳥取砂丘再生会議等においてグラウンドデザイン、行動計画、イベントガイドライン等を協議

〈ポランティア除草の推進、ボランティアスタッフの養成〉
 ・ボランティア 8,067人
(ボランティア除草:2,971人、アダプト除草:934人、 観光客除草:
4,162人・・10月15日現在)
 ・アダプト団体数 9団体

これまでの取組に対する評価

・除草はこれまでのところ予定通り実施し、過去最高となる約8,000人のボランティアの方々に参加いただいている。
・砂丘を保全するためには、行政だけでなく、民間や観光客を取り込んだ活動が重要であり、今後も継続していく。
・砂丘の保全・再生を効果的に行うため、引き続き研究調査を行っていく。

財政課処理欄


 負担金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 10,463 0 0 0 0 0 0 0 10,463
保留・復活・追加 要求額 10,463 0 0 0 0 0 0 0 10,463
要求総額 10,463 0 0 0 0 0 0 0 10,463

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 9,263 0 0 0 0 0 0 0 9,263
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0