これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【ヒラメ、メイタガレイ、マダイ等の底魚類】
①稚魚の発生・分布動向②漁場への加入状況③資源動向等を把握する調査を実施
【赤いか】
漁期前の試験操業、海況等により、来遊状況の情報提供を実施
【サワラ】
標識放流により、移動回遊、成長等を把握、魚体購入により年齢等のデータを入手
【サザエ】
潜水による分布状況の把握等を実施
【その他】
トラフグの全国的な資源減少から、資源状況を把握する調査を実施
ウマズラハギの資源管理策について検討
【普及業務】
漁業者から要望があり、H26年度から実施
これまでの取組に対する評価
【ヒラメ、メイタガレイ、マダイ等の底魚類】
・データの蓄積により、稚魚の発生動向等から来漁期の漁獲予測が可能であり、漁業者が一番関心のあるデータを情報提供している
【赤いか】
・兵庫県、九州大学、近畿大学と共同調査により、現在は来遊予測が可能となっている（FAXで情報を発信）。
【サワラ】
・サワラの成長等の基礎的データを入手。近年、漁獲の主役となり注目度が高い魚種であるため、情報提供を実施している
・H21～23年度から日本海全域で共同調査を実施したが、1歳魚の移動がまだ明確でないため、調査の継続が必要
【サザエ】
・主要漁場の分布状況を把握し、荒廃漁場については餌不足が１要因であることが判明した。（現在、別調査で餌となる海藻の増殖手法を検討中）
【その他】
トラフグの小型魚（500g以下）再放流することで調整中
ウマズラハギの漁獲圧低減策について提言し、検討中
【普及業務】
漁業者協議会等で漁業者への情報提供を行っている。