事業名：
アユ資源緊急回復試験
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水産振興局 栽培漁業センター 増殖推進室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト
(A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
| 30年度当初予算額 |
5,414千円 |
7,945千円 |
13,359千円 |
1.0人 |
1.0人 |
0.0人 |
| 30年度当初予算要求額 |
5,530千円 |
7,945千円 |
13,475千円 |
1.0人 |
1.0人 |
0.0人 |
| 29年度当初予算額 |
4,611千円 |
7,948千円 |
12,559千円 |
1.0人 |
0.8人 |
0.0人 |
事業費
要求額：5,530千円 （前年度予算額 4,611千円） 財源：単県
一般事業査定：計上 計上額:5,414千円
事業内容
１ 事業の目的・概要
近年不漁が続くアユ漁の復活を目指し、平成29〜31年度までの3ヶ年計画で「アユ資源緊急回復試験」を実施する。
２ 主な事業内容
アユ不漁の原因として、（1）天然アユ資源の激減、（2）河川内での生息環境の悪化（河川環境の悪化、付着藻類の減少、カワウによる食害、疾病の発生（冷水病等））の影響が考えられる。そこで本調査では、これらの現状を把握し、天然アユ資源の回復を目指す。また、河川内におけるアユの生息環境悪化原因について調査し、改善策を立てることにより、アユ漁の復活を目指す。
（1）天然アユ資源を回復させるための調査
必要な取り組み | 調査内容 |
| 産卵親魚保護 | ・親魚数の把握
・成熟状況の把握 |
| 産卵環境の整備 | ・産卵場の位置、範囲、産卵数、産卵環境等の把握 |
| 流下仔魚数の確保 | ・流下仔魚数の現状把握 |
| 海域での減耗要因の解明 | ・海域生活期の実態把握
・アユ仔稚魚のふ化日推定
・餌料環境の把握 |
天然遡上魚の資源量・
ふ化日の推定 | ・遡上数の推定（目視観察等）
・ふ化日の推定 |
| 移動阻害の軽減 | ・堰堤における遡上・降下環境調査 |
（2）河川内における不漁対策
必要な取り組み | 調査内容 |
| 漁獲状況の把握 | ・野帳の集計、びく調査等 |
| アユ生息環境の改善 | ・天神川アユ漁場環境保全対策検討調査（委託） |
| 付着藻類減少対策 | ・アユの餌となる付着藻類の減少原因解明
・付着藻類現存量の把握 |
| カワウによる食害対策 | ・食害の実態把握（※緑豊かな自然課の事業で実施）
・追い払い対策の効果検証 |
| 冷水病対策 | ・保菌状況の把握
・早期解禁の検討
・感染源の特定 |
| 種苗放流効果の向上 | ・小型種苗の早期放流試験（天神川）【拡充】
・河川水温の把握
・河床の状態や礫サイズの把握 |
３ 予算比較
（単位：千円）
項目名 | 平成30年度
要求額 | 平成29年度
当初予算額 |
| 報酬 | 1,682 | 1,422 |
| 共済費 | 281 | 234 |
| 委託料 | 2,817 | 2,305 |
| 枠内標準事務費 | 750 | 650 |
合計 | 5,530 | 4,611 |
４ 前年度からの主な変更点
・調査内容の見直しに伴う非常勤職員の日数変更（164日⇒194日）
・海域における競合生物量（カタクチイワシ等を対象）調査をH29年度限りで終了。動物プランクトンを採集し、海域における餌料環境の把握を行う海域プランクトン調査は継続。
・天神川におけるアユの生息環境を改善するための具体案を検討する「天神川アユ漁場環境保全対策検討調査」（委託）を実施。
・種苗放流効果の向上を目的に、アユ小型種苗の早期放流試験を実施。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・H29年度のアユ遡上期（4月〜5月）に遡上量を把握するための調査を実施した。
・遡上魚のふ化日組成を調査した。
・アユ漁解禁前（４月〜５月）に千代川、天神川及び日野川において、冷水病の発生状況を調べるために、河川内に生息するアユの冷水病保菌調査を行った。
・天神川において、河川環境が悪化しており、アユが生息しにくい環境になっている。そこでアユの生息環境の調査（委託）を実施した。
これまでの取組に対する評価
・遡上量調査の結果、日野川で約7万尾、天神川で約3万尾のアユの遡上を確認。資源水準は低い状態であることがわかった。
・今年度遡上したアユのふ化日組成を調べたところ、ふ化のピークは千代川で１１月中旬、天神川で11月下旬、日野川で11月上旬〜中旬であった。
・冷水病保菌調査の結果、日野川及び天神川では陰性、千代川では陽性反応が確認された。
・天神川におけるアユの生息環境の調査の結果、天神川の河川環境はアユが生息する上で好ましくない状況（河道の直線化、河床の固着、淵の消失、河川工事の影響等）にあることがわかった。H30年度はこの結果を踏まえ、具体的な改善策を検討するための調査（委託）を実施予定。
工程表との関連
関連する政策内容
漁業重要資源の増殖・管理技術の開発と普及
関連する政策目標
財政課処理欄
委託料について、一部金額を精査しました。
要求額の財源内訳(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
財源内訳 |
| 国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 前年度予算 |
4,611 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
4,606 |
| 要求額 |
5,530 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
5,525 |
財政課使用欄(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 計上額 |
5,414 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
5,409 |
| 保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |