これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1.水温上昇に適合した漁法開発では、サワラ夜間釣りの釣獲試験を実施した。集魚灯の規則以内でもサワラを釣獲できた。また、水中灯が無くても、浅海域であれば、サワラ(60cm以上)を釣獲できた。
2.深場での漁法開発は、情報収集を行うとともに、カレイの立縄試験を実施した。ムシガレイ等を釣獲でき手ごたえを得ることができた。
3.小型底びき網では、操業の効率化と資源保護の両立した操業方法の検討を行った。桁棒を延長し、漁獲効率が向上することや網目を拡大し、小型魚が保護されることについてデータを得ることができた。
これまでの取組に対する評価
1.サワラの夜間釣りは、他県の事例を参考に県内でも釣獲できることがわかった。今後、導入に向けて効率的な漁獲方法を検討する必要がある。
2.カレイのはえ縄の試験では、ムシガレイを釣獲できることができたものの、実用化課題があった。情報収集等を行い改良する必要がある。
3.小型底びき網では、桁棒を延長して漁獲効率をあげ、かつ網目の拡大をすることにより、現状の漁獲量を維持しつつ小型魚の保護することが可能な操業方法を明らにし、漁業者に提言を行った。