現在の位置： 予算編成過程の公開 の 平成３０年度予算 の 水産振興局の県産魚出荷技術改良試験
平成３０年度
当初予算　一般事業（公共事業以外）　　一般事業要求 　　　　　支出科目　 款：農林水産業費　項：水産業費　目：水産試験場費
事業名：

県産魚出荷技術改良試験

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水産振興局　水産試験場　海洋資源室　　

電話番号：0859-45-4500  E-mail：suisanshiken@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)		 正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 3,169千円 3,973千円 7,142千円 0.5人 0.2人 0.0人
30年度当初予算要求額 3,169千円 3,973千円 7,142千円 0.5人 0.2人 0.0人
29年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額：3,169千円 　（前年度予算額 0千円）　　財源：単県　

一般事業査定：計上　　　計上額:3,169千円

事業内容

１　事業の目的・概要

カニの漁獲量日本一の鳥取県として、蟹取県にふさわしい品質のズワイガニの提供を可能とする活魚保管技術の開発（カニ保管マニュアルの策定）を行う。また、観光、贈答品、直売等で重宝されるイカ類に対して、鳥取墨なし白イカ『白輝姫』に続く、特徴あるイカ類の提供が可能となる技術開発を行う。

    調査期間：H30〜32年度

２　主な事業内容

●ズワイガニ●
    ズワイガニ、特に活力が弱い若松葉がに（脱皮6カ月以内の雄ズワイガニ）を主な調査対象にし、以下の調査を実施し活がにマニュアルを策定する。
（１）現状把握
    H30年度：漁獲〜流通先までの温度履歴を把握し、問題を抽出
（２）保管条件の検討（指標は生残、アンモニア濃度、有機物量）
    H30年度：水温5区分×塩分5区分での水槽試験
    H31年度：適正水温、塩分条件下での収容密度・期間の検証
    H32年度：実際の現場で使用されている保管水槽、タンクでの保管方法、対策方法の検討
（３）マニュアルの策定および技術普及
    ズワイガニ保管技術を仲買、漁業者、流通業者等に普及
●イカ類●
    周年を通して様々なイカの出荷のある鳥取県。年間を通して特徴的なブランドイカを出荷することを目標に以下の調査を実施する。
（１）墨対策（対象：コウイカ、アオリイカ、ソデイカ（赤いか））
    墨止め処理の効率化を図るべく、米子高専と共同での機器開発
    ※機器はホッチキスのような簡便かつ安価なものを想定
    H30年度：機器開発
    H31年度：機器改良・試験販売
（２）活〆処理（対象：ケンサキイカ（白いか）、アオリイカ）
    高鮮度処理技術としての活〆を個体差なく処置できる技術を開発
（３）技術普及
    墨抜き、墨止め手法、活〆手法等を漁業者等に技術普及

３　研究ニーズの背景

●ズワイガニ●
  • 県は「蟹取県」、「とっとり特選松葉がに『五輝星』」など積極的にズワイガニをPR
  • 現状の松葉がにの流通は、活ガニで消費地市場（消費者）まで流通
  • ただ、市場内での水槽での活力低下（泡ふき）、足の脱落、販売店での甲羅からの膜の飛び出しや死滅等、水質条件の不備等による品質低下が発生することもあり、試験場にも問い合わせがあるが、保管条件等についての見識が十分にない状態 ●イカ類●
    • H28,29年度「白いか高鮮度出荷技術開発試験」での墨袋除去技術により新ブランド「鳥取墨なし白イカ『白輝姫』」を立ち上げ、市場から一定の評価
    • 仲買人からは、墨の量が多いコウイカの墨対策を求める声があり、H29年度に予備試験を実施したところ、作業効率は悪いが墨止め技術に関してはめどが立った状態

    • ４　想定される効果

    ●ズワイガニ● 【生産者・仲買等】
    • 活ガニの品質向上による価格・認知向上、販路拡大
    • 保管ロス、活力低下の低減による収益向上
    • 鳥取県産ズワイガニのブランド力向上による漁業者の収益向上
    【消費者】
    • 漁船の入港間隔が開く場合でも、安定的な価格で活力の高いカニを購入可能

    ●イカ類●
    【生産者・仲買等】
    • 魅力ある（特徴的な）商品を出荷することで、イカの産地としては後進地の鳥取県産イカの知名度・価格向上
    【消費者・料理人等】
    • 自身が使っても人に贈っても、使い勝手の良い『汚れない』イカを購入可能

    これまでの取組と成果

    これまでの取組状況

    H28年度には技術開発した墨袋除去を用いた「とっとり墨なし白イカ」でブランド化を実施。H29年度には愛称「白輝姫」の名称を付け、販売を実施

    これまでの取組に対する評価

    鳥取墨なし白イカ「白輝姫」は出荷比率は全体の4％と少ないながら、単価は通常の白イカの156％と高値で取引されている。

    工程表との関連

    関連する政策内容

    鳥取県産魚の科学的調査によるブランド化の推進

    関連する政策目標

    高品質かつ効率的な地域の水産物の出荷体制の確立


    財政課処理欄


    要求額の財源内訳(単位：千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    要求額 3,169 0 0 0 0 0 0 0 3,169

    財政課使用欄(単位：千円)

    区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    計上額 3,169 0 0 0 0 0 0 0 3,169
    保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0

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