事業概要
県が緊急輸送道路に指定している路線のうち、町道にある橋梁の耐震化に対して県補助を行うものである。
必要性
鳥取県が指定した緊急輸送道路上にある耐震補強が必要な145橋梁のうち、耐震化に未着手なのは琴浦町の町道にある3橋のみ。
緊急輸送道路は大雨や地震などの災害時に迅速な救援活動や復興支援を行う上で必要な路線であるため、県は橋梁の耐震化に取り組んできた。
しかし、町道区間の橋梁については、県が事業主体となって耐震化を実施することは困難であり、町が交付金事業として事業実施するしかない。
琴浦町としても限られた財源の中で、県が指定した同路線の橋梁の耐震化を優先的に実施するのは困難な状況であり着手できていないのが現状。
緊急輸送道路に指定していても、町道区間については県で事業できないため、同路線の橋梁の耐震化を全て完了させるためには、町が実施する耐震化事業に対して県の補助が必要。
耐震化の状況
【緊急輸送道路の耐震補強状況】
| 着手済・完了 | 未着手 | 施工主体 |
県管理の国道、県道 | 133 | 0 | 県 |
県が施工し管理移管済の農道 | 農道として使用 | 9 | 0 | 県 |
市町村道とし使用 | − | 3 | 琴浦町 |
県からの支援
○橋梁の耐震化を県が事業主体として実施した場合の県の実負担額となる事業費の8%の経費を、琴浦町が実施する橋梁耐震化事業に対して補助する。
○琴浦町には技術系職員がおらず、新設橋梁よりも技術力を要する既存橋梁の耐震化(既存橋梁の耐震性能の評価が必要)も実施したことがないため、設計〜施工を県が受託する。
3橋を耐震化する場合の総事業費(想定):約435百万円
要求内容
H30要求額 負担金 3,800千円
H26 C= 1,902千円
H27 C= 1,040千円
H28 C= 9,729千円
H29 C= 3,760千円
H30 C= 3,800千円
H31 C=14,600千円
合計 C=34,830千円