事業の概要
バリアフリーを目的とした視覚障がい者誘導ブロック設置、段差解消等の歩道整備を行う。
- 整備地区の選定、整備内容等については、地元関係者を中心に、国、県、市町村、警察等で構成する協議会により決定。
- 整備対象地区は、公共施設、福祉施設、学校、住宅地及び商業地等、歩行者が多い地区とする。
- 歩行空間の整備は、現道路幅員内での整備を基本とし、既設道路の有効活用を図る。
事業の背景
これまで「あんしん道路整備事業」(H16年度完了)で、福祉の観点から障がい者や高齢者に対し安全で利用しやすい道路の整備を実施し、一定の効果が認められている。
しかし、特定の人々を対象としているため整備範囲が限定され、その他多くの歩行者に対し必ずしも十分な整備とは言えない状況にある。
また、県管理道路の整備のみにとどまっていたため、歩行者が利用する道路としてはネットワークが形成されていない状況にある。
事業の効果
地区単位の整備とすることから、単なる線での整備ではなく、面的な整備を行うことができる。
市町村道を含めた整備を図ることから、歩行ネットワークの形成を図ることができる。
地元を含めた協議会により整備地区及び整備箇所の選定をするため、より地域住民の声を反映させた、より安全性・利用性の高い整備の推進が可能。
事業の内容(1)(バリアフリー整備)
選定された整備地区におけるバリアフリー整備
視覚障がい者誘導ブロック
段差擦りつけ
歩道傾斜改善
側溝蓋整備 など
⇒交付金で要求
事業の内容(2)(段差解消)
【背景】
- 平成24年度2月議会において県道の構造の技術的基準等に関する条例を制定。
- 上記条例において、車いすの車輪の通行部分の縁石の表面に勾配を付けて段差を無くす構造とすることを規定することとしている。
【効果】
- 縁石を取り替えることにより、横断歩道から歩道への段差がなくなり、車椅子が通行しやすくなる。
【整備方針】
- 条例に沿った段差解消を全県的に推進していく。
- 新設歩道では当初からこの構造とする。
- 既存の歩道では、利用の多い市街地の箇所を中心に縁石の取替えを進めていく。
⇒交付金で要求
要求内容
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成17年度から事業開始しており、地元協議会や市町村などと連携し、あんしん歩行エリアや駅前、公共施設が集まる区域を中心に事業実施している。
これまでの取組に対する評価
駅前などはかなり整備が進み関係機関からは評価を得ているが、古い基準で整備されている箇所も多く存置しているため、今後もより一層バリアフリーを推進していく必要がある。