(1)資料収集研究費
資料の収集、修復や調査・研究を円滑に推進させ、企画展及び教育普及に反映させる。
(2)常設展示費
常設展示室の展示替え、メンテナンスなどを行うことで、最新の研究成果の紹介を実現し、高度な教育効果を得る。
(3)藩政資料活用事業費
鳥取藩主池田家文書(約15千点)を保存・修復し、江戸時代の歴史研究や地域文化振興に活用する。
(4)(臨)伯耆国「大山開山1300年祭」協力事業費
当館でも大山や刀剣に関する展示・講座を開催し県西部で展開される記念事業の気運を高める。
(単位:千円)
(1)資料収集研究費
○資料収集調査研究
劣化・破損が進行した収蔵資料の保存と展示活用のため、継続的に保存処理・修復を行う(平成30年度は、新収蔵の刀剣研磨)。
また、約1万点におよぶ古文書を整理し、登録・公開する(3年次/3年計画)。
(2)常設展示費
○常設展示のメンテナンス
○歴史・民俗展示室の改善充実
中世の展示充実のため、文書のレプリカを製作する。
○鳥取県の歴史・民俗事象調査
鳥取県内の特徴ある歴史・民俗事象の分布を調査し、展示・紹介する(平成30年度は黄檗寺院の什物を調査)。
(3)藩政資料活用事業費
○藩政資料の活用(14年次/16年計画)
鳥取藩主池田家文書の補修、複本製作を行う非常勤職員(3名)を引き続き雇用する。
○池田家文書のデジタル発信
資料の保護と活用の利便性向上のため、デジタル画像を作成する非常勤職員(1名)を引き続き雇用する。
また、「鳥取こちずぶらり」のヴァージョンアップと大型絵図を高精細で閲覧できるサイトを整備(3年次/3年計画)。
○鳥取藩政資料の解読・活用(2年次/3年計画)
藩政資料の解読・校訂を進め、鳥取藩の魅力や特色を明らかにすることによって、郷土の歴史教育や観光・地域振興に資するため、古文書ボランティアが解読した寺社方日記の校訂作業を行う。
(4)(臨)伯耆国「大山開山1300年祭」協力事業
○郷土の刀剣の展示
当館所蔵の赤羽刀を中心に美術常設展示室で展示を行う。
常設展「因幡・伯耆の刀剣展 壱」(仮称)※常設展示費
会期:4/12(木)〜5/27(日)(46日間)
会場:博物館美術常設展示室
○関連企画展「大山山麓の至宝展―日本刀はじまりの地「大山」ゆかりの伯耆の刀匠―」(仮称、会期:7/29(日)〜8/26(日))への協力
ア)当館の企画展「大いなる神仏の山 大山―その歴史と民俗―」(仮称)展示資料の一部巡回(米子市美術館第2展示室)※企画展開催費
イ)伯耆の刀工による郷土刀の出品
○大山町での大山に関する移動博物館
10―11月に大山町名和公民館で、当館所蔵の大山に関する資料を展示して町民に見ていただく。※普及事業費
○大山関係の講座への協力
大山町で開催される日本山岳修験学会など、大山の歴史民俗に関する講演会(一般県民対象のもの)・研究発表・巡見の講師の紹介など運営に協力する。