現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 教育委員会のくらしに役立つ図書館推進事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:社会教育費 目:図書館費
事業名:

くらしに役立つ図書館推進事業

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教育委員会 図書館 情報相談課  

電話番号:0857-26-8155  E-mail:toshokan@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 6,421千円 17,479千円 23,900千円 2.2人 0.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 8,290千円 17,479千円 25,769千円 2.2人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 5,199千円 17,486千円 22,685千円 2.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:8,290千円  (前年度予算額 5,199千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:6,421千円

事業内容

事業概要

 地域の情報拠点として、県民の情報要求に応え、県民の生活課題に即した情報の提供を目指す中で、認知症対策支援や高齢者への支援、子育てを応援する取り組みを推進する。

事業内容

<認知症対策支援の推進>

    (1)図書館を活用した「オレンジネットワーク 鳥取モデル」推進事業
      ・「オレンジネットワークとっとり リレー講演会2018」を開催
     県内の図書館関係者、高齢者施設関係者、一般県民の方を対象に、闘病記を執筆した認知症当事者、その医師、認知症の人と家族の会代表を講師に県内3カ所で認知症に関する講演会を開催する。

    <高齢者・障がいのある人への支援の推進>
    (2)図書館利用に障がいがある人に配慮した設備の整備
      だれもが利用しやすい設備やサービスを提供できるよう支援機器を導入する。
     (ア)音読教室の充実に繋げるためのタブレット端末の整備
     (イ)マルチメディアDAISY再生パソコンの導入
     (ウ)電話ボックス(利用者が館内で携帯電話を使用するため)の設置

    <子育て支援>
    (3)図書館で「すくすく子育て」応援事業
     だれにもやさしい子育ての環境づくりを応援するために、子育て王国推進局等と連携し、事業を推進する。
     (ア)読みメンになろう!プロジェクト事業
      ・読みメンのおはなし会の実施
      ・「読みメン月間」イベントの開催 
     (イ)託児サービス「託児で来(らい)ぶらり」の実施

    <地域の情報拠点の推進>
    (4)商用データベースの提供
     利用者の高度化する情報要求に応えるため、商用データベースを継続導入するとともに、ニーズの高い農業分野のデータベースの充実を図る。

    (5)スキルアップのための専門分野研修の受講
     利用者の高度化する情報要求に応えるため、職員の情報検索スキル向上と資料の保存技術向上等を習得する研修に参加する。

背景・課題

・鳥取県は急速に高齢化が進んでおり、デジタル化時代に対応した図書館環境を整備し、高齢者に配慮した情報提供が必要である。

・利用者の資料相談の内容は年々専門化、高度化しており、それに対応するための職員のレファレンス能力の向上と、専門情報を入手できるデータベースの整備が必要とされている。

必要経費

             単位:千円 (  )は昨年度
事業内容
所要経費
図書館を活用した「オレンジネットワーク 鳥取モデル」推進事業
(300)
551
図書館利用に障がいがある人に配慮した設備の整備
(287)
3,362
図書館で「すくすく子育て」応援事業
(869)
888
商用データベースの提供
(2,521)
2,496
スキルアップのための専門分野別研修の受講
(1,025)
993
地域を動かす「リトル・プレス」展(廃止)
(197)
0
  合計
(5,199)
8,290

要求のポイント

 県立図書館は、高齢者や障がいのある方も含め、県民全ての情報要求に応え、県民のくらしに役立つ情報を提供する地域の情報拠点である。今後はICT環境の活用に配慮した図書館環境を整備することにより、図書館サービスの充実を図り、より適切な情報提供が可能になる。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<政策目標>
○図書館機能の充実
 『県民に役立ち、地域に貢献する図書館』を目指し、「仕事と生活に役立つ図書館」「人の成長・学びを支える図書館」 「鳥取県の文化を育む図書館」としての機能を充実する。

<取組状況> 
平成15年度に開始した「ビジネス支援サービス」に加え、平成18年度より「医療・健康情報サービス」、「高齢者サービス」、「障がい者サービス」、「法律情報サービス」、「子育て応援サービス」を包括した「くらしに役立つ図書館推進事業」を立ち上げた。外部機関・団体との緊密な連携に基づいて、生きた情報を提供する体制を構築。
 平成18年7月 「闘病記文庫」の設置
 平成20年1月 「法情報検索マップ」の設置
 平成22年3月 「働く気持ち応援コーナー」の設置
 平成22年12月 「子育てに関する資料コーナー」の設置
 平成23年7月 「闘病記文庫」拡充・リニューアル
 平成23年8月 環日本海交流室「ビジネス支援コーナー」開設
 平成24年9月 図書館の利用が困難な方のための「はーとふるサービスコーナー」を開設、「あたまイキイキ音読教室」を開始
 平成25年9月 「いきいきライフ応援コーナー」の開設
 平成26年7月 「知ろう!学ぼう!楽しもう!みんなの手話コーナー」の開設
 平成26年7月 「手話で楽しむおはなし会」の開始
 平成26年10月 手話・字幕付き図書館紹介DVD「ホンとに役立つ鳥取県立図書館活用術」の製作
 平成27年2月 「闘病記文庫」リニューアル
 平成27年6月 絵本の読み聞かせを男性が行う「読みメン」を普及する取り組みを開始
 平成28年4月 託児サービス開始
 平成28年6月 利用案内や緊急時の対応について案内する館内掲示システムの設置
 平成28年7月 「闘病記文庫」拡充・リニューアル
 平成29年7月 「闘病記文庫」内の「介護コーナー」の充実

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
・医療健康情報サービス分野では、平成18年度以降、県内市町村立図書館11館、大学図書館2館、病院図書室2館が闘病記文庫を設置、市町村図書館との共催で健康長寿をテーマに講演会を開催するなど、サービスを推進する機運が高まっている。また、病院図書室との情報交換会や連携して講演会を実施するなど、病院とのネットワークも構築されつつある。平成29年度の取組の中で、認知症の人が暮らしやすい地域づくりには当事者の声を聞くことの重要性が明らかになってきた。

・平成24年9月に開始した「あたまイキイキ音読教室」は、現在、県内市町村図書館19館で定期的に開催され、普及が進んでいる。また、平成27年度に実施した連携モデル事業により、公民館、介護施設、病院等でも音読教室を実施する施設が徐々に増え、「図書館の本を使って健康長寿」の取組が広がっている。

・法律情報サービス分野では「相続」「交通事故」「借金問題」「離婚」等、生活や仕事での困りごとについて調べるために来館する県民が増えている。また、行政書士会、司法書士会、法テラス等、関係機関と連携し相談会を開催することにより、法律情報サービスの県民への広報の推進、関係機関との連携が深まりつつある。

・「子育て応援コーナー」は、子育て世代の利用者の増加が継続している。
 「子育て応援コーナー」貸出状況
  平成25年度 4,938冊  平成26年度 6,156冊
  平成27年度 6,897冊  平成28年度 6,896冊

工程表との関連

関連する政策内容

施策1−(3) 生涯学習の環境整備と活動支援

関連する政策目標

(5)図書館機能の充実


財政課処理欄


 金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 5,199 0 0 0 0 0 0 0 5,199
要求額 8,290 0 0 0 0 0 0 0 8,290

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 6,421 0 0 0 0 0 0 0 6,421
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0