事業名：
鳥取県の考古学情報発信事業
（この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください）
教育委員会 文化財課 企画研究担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト
(A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
| 30年度当初予算額 |
11,033千円 |
18,274千円 |
29,307千円 |
2.3人 |
3.0人 |
0.3人 |
| 30年度当初予算要求額 |
18,166千円 |
18,274千円 |
36,440千円 |
2.3人 |
3.0人 |
0.3人 |
| 29年度当初予算額 |
12,750千円 |
15,101千円 |
27,851千円 |
1.9人 |
3.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額：18,166千円 （前年度予算額 12,750千円） 財源：国１／２，単県
一般事業査定：計上 計上額:11,033千円
事業内容
１ 目的
１ 県民に鳥取県の考古学に関する様々な情報を積極的に発信する。
２ 埋蔵文化財センター等に保管されている出土品や調査記録類を積極的に活用し、児童・生徒をはじめとする県民の方々の、郷土の歴史や地域の文化財に対する認識を深める。
２ 概要
※（ ）内は前年度予算額
（１）普及資料刊行事業 ３，１７４千円（１，６２７千円）
【各種出版物の刊行】
埋蔵文化財に関する普及啓発と研究成果の情報発信
| とっとり考古学紀行 | 県内の発掘情報などを紹介する情報リーフレット。１３，０００部発行。刊行は３回（春号、夏号、秋・冬号） |
調査研究紀要
（第１０号） | 調査研究の成果を公表することによって、鳥取県の考古学を情報発信する。 |
| 普及パンフレット | 「鳥取県の木簡・墨書土器｣などパンフレット４種類。 |
【遺跡地図の改訂】
遺跡の周知や開発事業との調整を図るための資料として、遺跡地図を改訂しＰＤＦで配布。
【遺跡地図のＧＩＳ化】
スピーディーな開発協議、学校教育や県民への情報提供を図るため遺跡地図のＧＩＳ化を行う。
（２）展示見学活用事業 ９，２４８千円（９，７０８千円）
【 来て！見て！！さわって！！！とっとり考古学講座】
・東・中・西部の３ヶ所で巡回展示
・出土品等の展示と実物へさわる体験（タッチング）の実施
・埋蔵文化財を体感することで地域の歴史を知る機会を作る
【埋蔵文化財センター古代まつり】
・埋蔵文化財センターを会場にして体験型イベントを実施
（来場者増に対応するため、アルバイトを導入）
【埋蔵文化財センター常設展】
・埋蔵文化財センターの展示室で、収蔵品を展示
【見学への対応】
・埋蔵文化財センターでの見学、体験学習に対応
・体験学習用、貸出用の火起こし道具等の補充とメンテナンス
【収蔵資料（出土品・調査記録類等）の再整理・復元・公開】
・出土品の復元や調査記録類（写真等）の再整理・再収納を行い、展示やホームページ等で活用するとともに、学校等への貸し出しを行う。
【発掘調査資料のデジタルデータ化】
・発掘調査資料のうち、画像の経年劣化が特に避けられないスライドフィルムをデジタルデータ化
（３）歴史授業（小・中・高校）への支援
５，２４５千円（２，７２５千円）
【歴史授業支援教材の作成】
・学校での歴史授業で活用できる青谷横木遺跡「女子群像板絵」復元品の作成及びＩＣＴ教育向け歴史教材作成。
・教員用の歴史授業指導案の作成。
・高等学校用考古学資料集の作成。
・教育センターと連携し、教員研修を実施。
・小教研と連携し、教員研修等を実施。
（４）鳥取県の情報発信「古代歴史への誘い」事業
３９９千円（１９０千円）
【出前講演】
・文化財主事が鳥取県の考古学に関わる出前講演を実施
・関東圏４回、中京圏４回、関西圏４回を予定
【考古学講演会】
・県内の遺跡をテーマにした著名な講師による講演会
（５）市町村等への支援 １００千円（0千円）
【発掘調査等への支援】
・市町村などが行う発掘調査等への支援
【ふるさとの歴史再発見展示公開】
・劣化のため公開できない状態になっている市町村保管の出土品の保存処理や処理後の出土品の展示公開の支援
【市町村等が行う小中学校等への出前授業への支援】
・職員の派遣や火起こし道具等体験学習用具の貸出
（６）その他
【各種問い合わせ等への対応】
・鳥取県の考古学に関する各種問い合わせ、調査依頼等に対応。
３ 事業実施による効果
・普及資料刊行事業、展示見学活用事業、「古代歴史への誘い」事業により、多くの県民の皆様が県内の遺跡・出土品など鳥取県の誇れる歴史を知ることができる。
・歴史授業（小・中・高校）への支援事業により、学校教育の歴史授業等に地域の歴史を教材として活用しやすくなる。またその結果、児童・生徒のふるさとを思う心の醸成を図ることができる。
・市町村等への支援事業により、地域に眠る貴重な出土品について知る機会や体験学習の機会を作ることができる。
※当事業からH29年度に派生した「青谷横木遺跡「女子群像」板絵情報発信事業」をH30年度は当事業に再度統合し、当予算要求に計上
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
〈目標〉
・鳥取県の考古学に関する様々な情報の発信
・県民の方々に郷土の歴史や地域の文化財に対する認識を深めてもらう
〈取組〉
・各種普及啓発出版物の刊行
・各種展覧会の開催
・発掘調査資料の再整理・再収納の実施
・体験学習等の実施・支援
・講演会講師として文化財主事を県内外に派遣（出前講演）
・県内の遺跡や出土品をテーマにした講演会の開催
〈現時点での達成度〉
・「鳥取県の考古学」全６巻刊行
・小学校用歴史学習教材「鳥取県の歴史」刊行
・毎年県内で年３回展覧会を実施
（１回開催済 現在までの入場者数：６３８人）
・体験型のイベント「埋蔵文化財センター古代まつり」を実施
（平成２９年度入場者数：６０４人）
・出前講演を年３０〜４０回程度実施
これまでの取組に対する評価
自己分析〉
小学校用歴史学習教材「鳥取県の歴史」を平成２５年度に刊行、県下全小学校へ配布し、県内遺跡の学習利用を高めた。また、この冊子を利用した歴史授業にゲストティーチャーとして協力実施。これ以外にも教員向けの研修を教育センターと共同で開催し、学校教育での活用推進を図った。
県民の方々に最新のの考古学情報に触れていただくための刊行物の刊行、鳥取県の歴史や文化を知っていただく展覧会や体験型のイベントの開催、文化財主事による出前講演を実施し、ほぼ目標どおりの成果を上げている。特に体験型イベントである「古代まつり」は、例年来場者が６００〜７００人となっているほど好評。
しかし、更に多くの方へ周知を図るために体験学習等に対応できる施設環境を改善していく必要がある。
埋蔵文化財センターが所蔵する出土品をはじめとする各資料は、小学生などに郷土の歴史を身近に、また誇りに感じさせる資料であるので、これらの資料や出土品の復元品を教材として利用することなどをより一層学校へ働きかけることが必要である。
財政課処理欄
「歴史授業用ICT教育ソフト作成」「高等学校用考古学資料集」等について、事業効果に疑問があるためゼロとします。また、「遺跡地図GIS化」については、引き続き現行の体制での対応としてください。その他過去の実績等から金額を精査しました。
要求額の財源内訳(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
財源内訳 |
| 国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 前年度予算 |
12,750 |
5,573 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
19 |
7,158 |
| 要求額 |
18,166 |
8,404 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
15 |
9,747 |
財政課使用欄(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 計上額 |
11,033 |
4,933 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
15 |
6,085 |
| 保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |