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平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:社会教育費 目:図書館費
事業名:

郷土情報発信事業

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教育委員会 図書館 郷土資料課  

電話番号:0857-26-8155  E-mail:toshokan@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 6,848千円 23,041千円 29,889千円 2.9人 1.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 7,626千円 23,041千円 30,667千円 2.9人 1.0人 0.0人
29年度当初予算額 7,781千円 23,049千円 30,830千円 2.9人 1.0人 0.0人

事業費

要求額:7,626千円  (前年度予算額 7,781千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:6,848千円

事業内容

1事業概要

・すぐれた郷土資料(地域資料)の収集・保存を進め、後世へ伝えるとともに、郷土資料の普及・啓発を行い、さらに、それらの資料の利用促進を図るため、郷土関係資料のデータベース化を推進する。

     鳥取県出身の学者及び鳥取県の自然や文化を魅力的に発信する。平成30年度は、特に、山陰海岸ジオパーク日本ジオパーク認定10周年を迎えるのを機に、山陰海岸ジオパークに焦点を当て、関係機関と協力連携した発信を行う。
     ・市町村や学校図館と連携し郷土情報の民への発信を図る。

2現状及び問題点 

<現状>
・鳥取県出身の文学者についての研究は、県内外の研究者や地域住民の手で進められているが、その活動及び文学者自身が十分県民に知られているとはいえない。

<課題>
・文学者を含む郷土に関する知識・情報を、次世代を担う子どもたちに伝えていくことが必要であるが、それには持続的な活動が必要である。

・郷土に関する資料のなかには資料の劣化や散逸の危機に直面しているものもあり、それらの資料を収集・整理・保存し、情報発信を行うことは、緊急かつ重要な任務と考えている。

3事業内容

(1)ふるさとの歴史再発見事業
   郷土資料の普及・啓発、情報発信を行う。

    ・資料展「日本ジオパーク認定10周年記念 山陰ジオパーク百科展」(仮)
    ・郷土文化講演会「山陰海岸ジオパークの魅力」
    ・鳥取県に伝わる昔話を聞く会(毎月開催)
    ・郷土関係資料普及展
     「糸賀一雄」、「遠藤董」、「三徳山」、「尾崎翠」、「鳥取大火」、「鳥取地震」などをテーマとした展示を市町村立図書館、学校図書館と連携して開催する。

(2)郷土文学者情報の発信
郷土文学者関係の資料収集を行い、情報発信する。

    ・小冊子 『郷土出身文学者シリーズ 加藤朝鳥』の刊行
    ・郷土文学者関係資料の調査、資料収集、修復保存
    ・寄贈資料の整理、目録作成、複本作成
    ・その他、関係機関とのタイアップ


(3)「文字・活字文化の日」記念事業
 「文字・活字文化の日」を記念した関連の普及事業を行なう。

    ・「文字・活字文化の日」記念講演会
    平成30年の地方出版文化功労賞受賞者の記念講演会(ブックインとっとり共催)
    ・資料展「活字から見る旧制中学スポーツ史」(仮題)

 

4所要経費内訳

(千円)
事業内容
所要経費
ふるさとの歴史再発見事業
(1,248)
1,356
郷土文学者情報発信事業
(4,894)
4,481
「文字・活字文化の日」記念事業
(250)
400
地域資料データベース等サービス事業
(1,389)
1,389
  合計
(7,781)
7,626

5期待される効果

貴重な郷土資料及び県出身者の偉業を後世に伝えるため、資料の収集・保存を行う。
展示、講演会、郷土文学者シリーズ刊行等で、県民にふるさとの誇りを伝え、愛着心を高める。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<政策目標>
○図書館機能の充実
 『県民に役立ち地域に貢献する図書館』を目指し、「仕事と生活に役立つ図書館」「人の成長・学びを支える図書館」「地域文化を育む図書館」としての機能を充実します。

<取組状況>
・平成25年7月に、郷土資料室をリニューアルし「ふるさと鳥取コーナー」を設置した。夏休み期間には特別資料展示室で「ふるさと情報展」を行い、また時機に応じたテーマでミニ展示を行い、郷土への関心を高めるよう努めた。

・郷土文化講演会、郷土人物顕彰資料展示の実施
  
・郷土文学者についての研究成果を県民等に発信する冊子「郷土文学者シリーズ」の刊行
  平成16年度 尾崎放哉
    17年度 生田春月
    18年度 田中寒楼
    19年度 河本緑石
    20年度 伊良子清白
    21年度 生田長江
    22年度 尾崎翠
    23年度 池田亀鑑
    24年度 阪本四方太
    25年度 マンガ小冊子(放哉・翠・緑石・長江、小学生向け)
    26年度 とっとり文学の情景
    27年度 大江賢次
    28年度 鳥取ゆかりの女性文学者
    29年度 とっとり文学の情景 増補版

・文字・活字文化の日記念事業(記念講演会)

・「郷土学習ガイド」ホームページ掲載(平成26年7月から開始)

・地域資料データベースの提供、インターネットを活用した情報発信に努めている。

・平成28年から 郷土資料を含む所蔵資料のデジタル化の検討開始

これまでの取組に対する評価

・着実な資料収集を行い、郷土の先人や歴史に関する情報発掘に努めるとともに、その成果を死蔵することなく県民に還元するため、各種展示や冊子の刊行等による情報発信に努めている。

・他にはない独自のコレクションについての情報発信を積極的に行い、貴重資料の活用をさらに進めることが必要である。

<改善点>
・自館で展示したパネル類を県内市町村や学校の図書館に積極的に情報提供し活用している。

・「郷土学習ガイド」というテーマ別の調べ方案内を30テーマ作成し、利用者が求める情報・資料へアクセスしやすくした。特に夏休み時期には小学生が、ガイドを手にして直接、本を選ぶ姿がしばしば見受けられた。また、29年度新規事業「ジュニア司書養成講座」でも活用し、郷土資料の調べ方に興味を持ってもらった。

・関係機関との連携し、「鳥取大震災の記録展」、「源氏物語と池田亀鑑」、「鳥取じまん展〜鳥取の陶芸〜」等、時機に応じた図書展示を開催し、楽しめるスペース作りに努めている。

・県民に十分な資料提供を可能にするため、資料のデジタル化・データベース化を検討している。

工程表との関連

関連する政策内容

施策1−(3) 生涯学習の環境整備と活動支援

関連する政策目標

(5)図書館機能の充実


財政課処理欄


 郷土文学者情報発信については、これまで多数製作した冊子を活用した普及啓発を進めてください。新規発行は認めません。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 7,781 0 0 0 0 0 153 10 7,618
要求額 7,626 0 0 0 0 0 142 7 7,477

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 6,848 0 0 0 0 0 142 7 6,699
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0