現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 教育委員会の伝統芸能等支援事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:社会教育費 目:文化財保護費
事業名:

伝統芸能等支援事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

教育委員会 文化財課 文化財担当  

電話番号:0857-26-7937  E-mail:kyouikubunka@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 1,511千円 3,178千円 4,689千円 0.4人 0.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 2,388千円 3,178千円 5,566千円 0.4人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 3,287千円 3,179千円 6,466千円 0.4人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:2,388千円  (前年度予算額 3,287千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:1,511千円

事業内容

1 目的

無形民俗文化財の保存伝承を図るため、保存団体の保存伝承活動への支援を行う。

(1)民俗芸能フォーラムの開催【継続】137千円(137)

民俗芸能を保存伝承していくためのよりよい方策を、事例報告やグループディスカッションを通した意見交換を行う中で各保存団体が共に模索し、問題解決の手がかりを探ることを目的とする。

    ・テーマ:民俗芸能の保存伝承
    ・開催時期:平成30年12月頃

    ★民俗文化財担当者研修は市町村文化財担当者会議(文化財保護指導費)に統合

(2) 伝統芸能功労団体賞知事表彰の実施【継続】60千円(60)

学校や公民館と連携するなどして、子ども達をはじめとする後継者育成を熱心に行い、その成果の披露を行っている団体を表彰する。
・被表彰者数:1団体
・表彰内容:表彰状、記念品(県内の伝統工芸品)を授与
・表彰時期:とっとり伝統芸能まつり開会式(平成30年時期未定)
・その他:被表彰団体にはとっとり伝統芸能まつりへの出演の場を用意する。

(3) 中国・四国ブロック民俗芸能大会への民俗芸能団体派遣【継続】900千円(900)

中国・四国ブロック各県教委が実行委員会を務める同大会に、鳥取県を代表して1団体を派遣し、民俗芸能の保存・振興・文化の交流に役立てる。
・大会名:第60回中国・四国ブロック民俗芸能大会
・主催等:第60回中国・四国ブロック民俗芸能大会実行委員会、開催教育委員会
・開催時期と場所:平成30年12月1日 愛媛県
・派遣団体:1団体

(4) 地域民俗芸能再生事業費補助金 【継続】1,291千円(2,190)

無形民俗文化財の保護団体(国・県指定を除く)等が行う後継者育成を目的とした事業を支援する[市町村への間接補助]。

補助対象
補助率
演技指導に係わる経費経費の1/3
(上限30千円)
用具の購入及び修繕に要する経費経費の1/3
(上限1,000千円)
無形民俗文化財の公開に関わる経費経費の1/3
(上限500千円)

<最終的な負担区分>

1/3
市町村
1/3以上
保護団体
1/2以下

3 現状と対策

○民俗文化財の位置づけ
・各地域の文化や歴史を生き生きと語ってくれるもの
・地域の紐帯・振興の核として注目されている

○伝承にあたっての主な課題
・過疎化・少子高齢化による担い手人口の減少
・無関心・無理解層の増加
・生活環境の変化
→後継者の減少(確保が困難)、財政基盤の縮小化、伝承に必要な技術伝承・材料確保困難
・各保存団体とその支援者(行政、財団等)等のつながり少ない
→必要な支援が届かない

○対策
・団体及び行政が保存伝承について検討する場を提供
・用具整備等に利用できる補助・助成制度の活用、周知
→民俗芸能フォーラム(1)、市町村文化財担当者会議

・外部評価による保存伝承意欲向上の支援、無関心層への働きかけ
→伝統芸能功労団体賞知事表彰(2)
  中国・四国ブロック民俗芸能大会派遣(3)
  ホームページ「とっとり伝統芸能アーカイブス」における発信(情報発信「鳥取県の文化財」参照)

・各団体の行う後継者育成活動を支援
→地域民俗芸能再生事業費補助金(4)
鳥取県文化財等保存・保護事業(文化財助成費参照)

・各保存団体と支援者のつながり醸成
→指定無形民俗文化財保護団体調査(文化財保護指導費参照)
 ホームページ「とっとり伝統芸能アーカイブス」に係る情報収集及び発信


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・平成24〜25年度に実施した民俗芸能保存団体現状把握調査により、民俗芸能の保存伝承の課題として、地域住民の無関心・無理解が明らかになった。
・それを受け、27年度から民俗芸能フォーラムをグループディスカッション形式で行い、参加者個々の課題と対策を明確化を図った。28年度に麒麟獅子舞に特化して実施した民俗芸能フォーラムを受け、麒麟獅子舞保存会の互助組織の設立につなげることができた。
・26年度に鳥取県の民俗芸能の総合的な紹介ホームページの立ち上げに協力した。以後、市町村教委の協力を得ながらホームページの更新を行うことで、民俗芸能の発信、民俗芸能団体と市町村との恒常的な連絡体制の構築を図っている。
・27年度に市町村等からの要望を受けた補助金の改正を行い、より市町村が保存伝承に関与できるようなシステムに移行した。

これまでの取組に対する評価

民俗芸能団体への支援にあたっては、@団体自身が伝承意欲を向上し、解決すべき課題を明確化すること、Aその状況を市町村が把握し、B県も含め必要な支援を行うという流れを作ることが必要である。近年はBだけでなく、@Aに力をそそぎ、少しずつ手応えも出ているが、まだ十分とはいえない。
特に市町村の間接補助を要する補助金は、市町村が団体の動向を十分把握できていなかったり、市町村のなかに支援する仕組みが整っていないことから、一部の支援に限定されている。少しずつ認知はされてきたが、地道な情報収集、声かけを確実に行うことが必要である。

財政課処理欄


 過去の実績等を勘案し、金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 3,287 0 0 0 0 0 0 0 3,287
要求額 2,388 0 0 0 0 0 0 0 2,388

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,511 0 0 0 0 0 0 0 1,511
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0