ア 消費者教育(エシカル教育)コーディネート事業(継続)
〔3,572円(国1/2)〕
(ア)消費者教育支援員(エシカル教育)の配置
- 学校での消費者教育(エシカル教育)実施にあたっての課題を解決し、学校での消費者教育の効果的な実施を支援・調整するため、平成29年度から消費者教育支援員(教員OB)を2名に拡充して配置。
- 優先課題が多く存在する学校現場において、消費者教育の重要性を教員や保護者に十分ご理解いただくとともに、消費者教育支援員や各種消費者教育教材の存在を学校現場に知っていただき、消費者教育に関する授業の効果的実施につなげることを目指している(※教育機関へのアプローチ・調整等については、支援員のこれまで(教員時等)の教育現場との関係活用が有効であり、学校等への当初の提案・説明等は、東西地区別に実施し、その後内容に応じて担当支援員が説明・調整している。)。
- 消費者教育支援員による、学校現場への機会を捉えた周知・説明等により、学校関係者への消費者教育の認知・理解度は徐々に高まりつつあるが、こうした資源の活用により、学校での消費者教育がより効果的なものにできることを教員等に実感していただくことが重要であり、授業での効果的な消費者教育の継続実施につなげていく必要がある。
- 全国的にも注目を集める本取組は、まだ初期の段階であり、今年度の取組の課題等を整理して、効果的なコーディネート体制へと進化させる必要がある。
- 今後の消費者教育の全県的な普及、消費者教育支援員の短期間での養成の難しさも踏まえ、現行の2名体制を継続し重層的な消費者教育普及体制を構築していくことが必要である。
【経費の内訳】
区分 | 金額(千円) |
人件費 | 2,765 |
費用弁償 | 605 |
使用料及び賃借料 | 52 |
計 | 3,422 |
(イ)効果的な消費者教育教材、啓発資料の作成(150千円)
- 学校等におけるエシカル消費の認知と理解向上に役立てるため、効果的な啓発素材・教材等を消費者教員が機動的に制作する。
イ 小学生向け懸賞付きエシカル消費啓発テキストの配布
(新規)
〔350千円(国1/2)〕
- エシカル消費を理解する際の重要な視点である生産背景の考察に関して、社会科等で初めて産業・ものづくりを学習する時期で、社会性も身につく時期である小学校5年生に、エシカル消費の言葉と概念を知る機会を一度与えることにより、中学・高校等でのその後の学習効果を高め、エシカル消費の理解向上を図る。
- また、児童等がテキストに目を通す工夫として、テキストの巻末には学習成果を試す懸賞付きクイズとアンケートを添付する。
(ア)配布時期 年度当初
(イ)配布対象 県内全小学校の5年生(約5千人)
(ウ)内 容 テキストの作成・配布(内容は、小学校高学年
の児童が容易に理解できるものとする。)、巻
末に懸賞付きクイズ及びアンケートを添付
ウ 夏休み「子どもエシカル体験塾」の開催(拡充) 〔2,094千円(国1/2)〕
子どもたちのエシカル消費に対する探究心に応えるため、エシカル消費の理解向上に有効な体験学習を組み合わせた宿泊学習を実施する。
(ア)時期 夏休み期間中
(イ)会場 県内2会場(東部地区・西部地区各1)
(ウ)内容 体験型学習施設を拠点に、周辺関連施設等も活用し
たエシカル消費の宿泊体験学習事業を実施。
近隣の自然資源や歴史資源を活用した学習、農業 等体験を通じた生産活動に対する理解向上を図る学
習等を行う。また、地域住民との交流や学生の運営へ
の参画も図る。
(エ)講師 県内大学等の有識者等
(オ)対象 小学校4年生〜6年生
(カ)備考 参加者を「エシカルフレンズ」に認定する。
※「エシカルフレンズ」
…子どもたちの学習成果を称え、認定を受けた子
どもたちが自覚を持って自発的な行動を行いや
すくするため、平成28年度に創設した子ども向け
の認定制度。
エ 地域で学ぶ「エシカル教室」モデル事業(新規)
〔3,153千円(国1/2)〕
(ア)時期 概ね各月開催(年間10回程度を想定)
(イ)会場 八頭町内の体験学習拠点及び周辺関連施設
(ウ)内容 地域を拠点に活動する専門家を活用し、小学生とそ
の家族のほか、地域住民等誰もが気軽に参加できる
消費者啓発連続講座を開催。
講座のテーマは、消費者に関心が高いもの(お金、
食育や健康、文化・歴史、最近のトピック等)と併せ
て、エシカル消費を知ってもらう講座を取り入れ、月 替わりで様々なテーマを設定。
(エ)講師 地域を拠点に活動する県内の専門家等
(オ)対象 小学生、当該児童の家族、地域住民
(カ)備考 一定回数以上の参加者を「エシカルフレンズ」や消
費生活サポーターに認定し、意識向上を図る。
ア 販売店舗におけるエシカル商品紹介事業(拡充)
〔3,172千円(国1/2)〕
多くの消費者が日常的に利用するスーパーマーケットにおいて、エシカル商品の紹介・販売コーナーを常設設置するとともに、エシカルフェアを開催することにより、幅広い消費者に対するエシカル消費の普及を図る。
(ア)時期 フェア:10月頃(各店舗2週間程度×2店舗)
(イ)会場 フェア:設置に協力いただける県内のスーパーマー
ケット2店舗
常設コーナー:2事業者、各5店舗
(ウ)内容 スーパーマーケットにおけるエシカル商品の紹介・
販売コーナーの常設設置、エシカルフェアの開催
(エ)備考 県内中心のエシカル商品の紹介・販売及びエシカ
ル消費の啓発(エシカル商品の生産工程、「こだわ
り・思いやり」の生産ポイント等を映像化・パネル化
する等、消費者に分かりやすく伝える。)
イ とっとり「エシカル・マルシェ」の開催(継続)
〔3,054千円(国1/2)〕
県内エシカル産品の周知と適切な評価について理解促進を図るため、県内開催の大規模イベントと連携して、安全・安心で高品質なエシカル商品を集めた産品市を開催する。
(ア)時期 9月、10月
(イ)会場 県内で開催される各種イベントの会場
(2会場を想定)
(ウ)対象イベント 子どもへの啓発を主眼とするため、子ども
連れでの参加が多く見込まれるイベントと連携する。
(エ)その他 子どもに関心を持ってもらうため、アトラクションを
活用する。
ウ 日本エシカル推進協議会(正会員)年会費(継続)
〔200千円(単県)〕
平成29年度に加入した日本エシカル推進協議会と連携し、エシカル基準の策定や地域におけるエシカル活動推進リーダーの育成、様々な主体の協働による推進活動、更なるエシカル消費の普及を図る。