現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 生活環境部の伝統建築技能者団体活動支援事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:土木費 項:土木管理費 目:建築指導費
事業名:

伝統建築技能者団体活動支援事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

生活環境部 住まいまちづくり課 企画担当  

電話番号:0857-26-7364  E-mail:sumaimachizukuri@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 3,020千円 795千円 3,815千円 0.1人 0.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 3,020千円 795千円 3,815千円 0.1人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 3,500千円 795千円 4,295千円 0.1人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,020千円  (前年度予算額 3,500千円)  財源:国45%、単県 

一般事業査定:計上   計上額:3,020千円

事業内容

目的

木造建築に携わる建築大工、左官、板金又は建具技能士の伝統技能の継承を推進するとともに、県内の鏝絵及びなまこ壁の普及・啓発等の活動を推進する。

事業内容

木造建築に携わる建築大工、左官、板金及び建具技能士の伝統技能の継承を推進するため、その技能士により組織される団体に対して、研修及び普及啓発に係る費用を助成する。

    ○補助対象項目及び補助率等
    補助対象項目
    補助率
    (1)研修等事業
     伝統技能の継承を目的とした研修会の開催又は参加
    1/2
    (2)競技大会事業
     県内外で行われる技能競技大会への参加又は県内での競技大会の開催  
    1/2
    (3)技能振興活動事業
     伝統技能の振興を目的とした展示会、ものづくり体験教室等の開催
    10/10
    (4)鏝絵及びなまこ壁に関する事業
     鏝絵なまこ壁に関する研修等事業、競技大会経費、技能振興活動経費
    10/10
    ○補助限度額
     ・建築大工:1,000千円(対象項目の(1)(2)(3))
     ・左官:1,000千円(対象項目の(1)(2)(3)(4))
     (うち500千円は、鏝絵なまこ壁に関する事業に係るものに限る)
     ・その他団体:500千円(対象項目の(1)(2)(3))

現状・課題

【木造建築業界の現状】
・伝統的な建築物及びそれを施工し、維持・保全する技術は、県の重要な財産のひとつであるが、県内の木造建築の着工数は減少し続けており、大工・左官等の建築に携わる職人の減少及び高齢化が進み、後継者不足が深刻化している。

【支援事業の現状】
・伝統技能を実際に経験する現場もない状況の中、技能を継承する場・学ぶ場は研修・講習に限られているのが現状である。
・本事業の支援により、平成24年の青年技能五輪に参加した若手建築大工職人が、見事銀賞を獲得(県内史上初)するなど、若い職人も伝統技能を学ぶ機会を有効に活用しており、今後の継続的な支援が必要不可欠である。

【鏝絵なまこ壁の現状】
・鳥取県内には独特の鏝絵やなまこ壁など素晴らしい左官技術を活かした素材が多くあるが、それを維持保全していく技術を持つ次世代の技能士が育成できておらず、また認知度が低いため、重要な伝統技能、地域資源として認識、活用されないまま老朽化に伴って失われつつある。

必要経費

3,020千円(国45%、県55%)

【内訳】
建築技能近代化協会
1,000千円
左官業協同組合
1,000千円
(うち500千円が(4)の鏝絵事業に係るもの)
板金工業組合
500千円
建築連合会
500千円
建具組合連合会
20千円
小計
3,020千円
(国費は社会資本整備総合交付金を活用。)


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況
・木造建築に携わる建築大工、左官、板金及び建具の技能士の伝統技能の継承を推進するため、研修会等の開催に要する費用を助成してきた。また、鏝絵・なまこ壁の技能の継承に加え、情報発信に係る取組みにも支援を行っている。

※鏝絵、なまこ壁の技能継承に係る支援事業(4)については、伝統技能の中でも特に注力すべき分野として平成23年度から実施。

これまでの取組に対する評価

・全国の技能五輪で鳥取県から受賞者が出るなど、少なからず、大工、左官等の伝統技能継承者の育成に役立っている。
・平成25年度は全国大会の当り年で、大工/左官/建具の全国大会が開催され、本事業を活用した伝統技能作品の展示などが行われいずれも大成功。機運は盛り上がっている。
・しかし、大工・左官等の建築に携わる職人の減少、高齢化は続いており、後継者の増加に向けて更に支援が必要。
・鏝絵、なまこ壁の技能伝承についても、基礎的な技術を学ぶ実技講習に延べ70人程度が参加しており、その技能の裾野を確実に広げつつあるが、技能伝承の道は半ばであり、今後も継続した支援が必要。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 3,500 1,575 0 0 0 0 0 0 1,925
要求額 3,020 1,359 0 0 0 0 0 0 1,661

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 3,020 1,359 0 0 0 0 0 0 1,661
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0