現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 生活環境部の水環境における希少動植物の保全に向けた研究
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:衛生環境研究所費
事業名:

水環境における希少動植物の保全に向けた研究

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生活環境部 衛生環境研究所 水環境対策チーム  

電話番号:0858-35-5417  E-mail:eiseikenkyu@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 990千円 7,151千円 8,141千円 0.9人 0.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 990千円 7,151千円 8,141千円 0.9人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 990千円 6,358千円 7,348千円 0.8人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:990千円  (前年度予算額 990千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:990千円

事業内容

1 目的

特定希少野生動植物のカラスガイと、東郷池で復活が望まれているセキショウモ(水生植物)の再生手法を確立し、湖沼の希少動植物の保全に係る施策に資する。

2 事業の背景・必要性

○ 湖山池ではモニタリング委員会を中心にカラスガイ等の保全に向けた淡水ビオトープの造成を検討中。

    ○ 湯梨浜町の「東郷湖活性化プロジェクト」ではセキショウモの生育が課題に挙げられている。

    ○ 昨年度策定された東郷池第2期水質管理計画の目玉として、セキショウモの再生に取り組むこととしている。

3 効果

◎ 湖山池の淡水ビオトープを活用したカラスガイの保全の基本技術を提供。
◎ 湖沼生態系・生物多様性の保全の施策への科学的根拠となる。

◎ セキショウモ保全の基本的知見を提供。

◎ 生態系を利用した水質浄化施策へ貢献。

◎ 成果を分かりやすく伝えることで地域住民への環境意識の醸成。

4 事業費内訳

単位(千円)
内訳
内容
要求額
普通旅費学会参加・協議のための旅費等     96
需用費調査や実験に用いる資材・消耗品、分析試薬等   660 
役務費ANAデスク    50
使用料・賃借料調査船の傭船料   184
合計
   990

5 事業期間及び経費

単位(千円)
年度
事業内容
事業費
H29
○カラスガイ
    ・稚貝の中間育成及び定着技術の確立
    ・放流検討中の淡水ビオトープ環境モニタリング
    ・環境DNA技術を利用したモニタリング手法の開発
○セキショウモ
    ・種子の発芽条件の検討
    ・塩分耐性の検討
    ・中間育成及び植生調査
    ・移植場所の生育モニタリング
    とりまとめ
990
H30
○カラスガイ
    ・稚貝の中間育成及び定着技術の確立
    ・淡水ビオトープへの放流
    ・生息モニタリング(目視・環境DNA)
    ・県内湖沼・河川のモニタリング(環境DNA)
○セキショウモ
    ・中間育成及び植生調査
    ・移植場所の生育モニタリング
    とりまとめ
990
環境DNA:湖沼等の水中から対象とする生き物の微量な粘液や糞を取り出し、それに含まれるDNAを増幅することで対象生物の存在を知ることができる。

6 共同研究機関

鳥取大学

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

カラスガイの初期育成を室内水槽で人工的に成功させ、一連の稚貝育成技術の確立に大きく前進した。併せて、保全場所として検討している新たな候補地を含めた淡水ビオトープについて環境調査(水質、底質、魚類相等)を行い、モニタリング委員会と連携して検証を進めている。

東郷池でのセキショウモ再生に向けて、種子を活用した大量再生技術を検討中。また、地域住民と共同で湖内での定着試験を継続している。

これまでの取組に対する評価

カラスガイの稚貝生産にはある程度目処がたったものの、引き続いて定着・育成技術の開発を行う必要がある。
淡水ビオトープについてはこれまでの調査結果から大まかな方向性を決めることができた。

セキショウモについては、地域住民と共同で湖内での定着試験を継続し、その活動が新聞記事や広報誌に取り上げられることで、地域住民への啓発へと役立っている。

工程表との関連

関連する政策内容

環境の保全・再生と活用に関する調査研究

関連する政策目標

湖沼の水質浄化や環境の保全・再生に関する研究の実施


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 990 0 0 0 0 0 0 0 990
要求額 990 0 0 0 0 0 0 0 990

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 990 0 0 0 0 0 0 0 990
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0