(1)行政代執行(H29:5,000千円)
H28年度法改正により処分期間内の処分が見込めない場合の代執行が可能となったことから、これに備えた経費を計上する。
(処分は産業廃棄物処理業者に対する業務委託で実施)
⇒5,000千円(枠予算)
(2)PCB廃棄物(高濃度)処理基金への補助(H29:3,381千円)
○PCB廃棄物処理基金
・国、県からの補助金と産業界等からの出えん金を原資として、(独)環境再生保全機構が造成。
・基金は、中小企業者がPCB廃棄物(高濃度)を中間貯蔵・環境安全事業(株)(=JESCO)で処理する場合の処理費用等に充当。
⇒処分費用の70%を助成(破産者等については95%助成)
○基金造成計画(期間:H13〜)
・基金造成予定総額 560億円
⇒造成累計額(H29年3月末)531億円(国259億円、都道府県254億円、産業界5億円)
・H29造成予定額 14億円(国7億、都道府県7億)
⇒鳥取県 3,381千円(人口割)
(3)低濃度PCB廃棄物の処理支援(H29:8,400千円)
○国の無害化認定施設等で処理することになっているが、施設数は全国的に不足しており処理が進んでいない。
・全国38施設(H28年9月末現在)
・低濃度PCBの処理体制の推進について国要望(H29要望)
○H25年8月、県内の事業者が国の無害化認定を受けたことにより、県内の処理環境が改善された。これを契機に、県内の低濃度PCB廃棄物の処理を加速させるため、H26年度に処理が進んでいない中小企業に対して処分経費の一部を助成する制度を創設。
⇒低濃度PCB汚染機器処理支援事業補助金
・対象:中小企業者(PCB保管事業者)
・期間:H26〜30(5ヶ年)
・補助率:処理経費の1/2
(鳥取市分は中核市移行に伴い、1/4)
・H30年度要求額:11,200千円
※処理見込(5ヶ年):200千円×341台×1/2=34,100千円
H26〜28年実績:254台(21,162千円)
※H29年度予算額:8,400千円(84台処理予定)
※H30年度処理予定:134台(うち、44台が鳥取市分)
※今回要求額:11,200千円(下記A+B)
A 200千円×90台×1/2=9,000千円
B 200千円×44台×1/4=2,200千円
(4)PCB廃棄物適正処理の普及啓発等
・PCB廃棄物保管事業者に対する早期処理の指導
・中国四国産業保安監督部と連携した使用中PCB電気機器等の 把握と適正処理の普及啓発
・保管・使用事業所への立入検査(毎年1回以上) 等
19,581千円(平成29年度予算 30,353千円)
・行政代執行対策事業 5,000千円
(平成29年度 5,000千円)
・PCB廃棄物処理基金への補助金 3,381千円
(平成29年度 3,381千円)
・微量PCB汚染機器等処理推進助成金 11,200千円
(平成29年度 8,400千円)
・未確認PCB廃棄物掘り起こし事業 0円
(平成29年度 13,572千円)