早生広葉樹等の育苗及び植栽技術に係る実証試験

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農林水産部　林業試験場　森林管理研究室　　

電話番号：0858-85-6221 E-mail：ringyoshiken@pref.tottori.jp

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	非常勤職員	臨時的任用職員
30年度当初予算額	514千円	3,178千円	3,692千円	0.4人	0.5人	0.0人
30年度当初予算要求額	514千円	3,178千円	3,692千円	0.4人	0.5人	0.0人
29年度当初予算額	592千円	3,179千円	3,771千円	0.4人	0.5人	0.0人

事業費

要求額：514千円　（前年度予算額 592千円）　　財源：単県　

一般事業査定：計上　　　計上額:514千円

事業内容

１．事業の概要

早生樹を利用した短伐期林業の技術開発、及び有用広葉樹の育林技術体系を確立する。

２．事業の背景

・里山の放置による竹林拡大や耕作放棄地の増加など、中山間地域における土地利用の低下が進行しており、これらに伴う集落･農地の獣害増加が社会問題となっている。

・世界的な広葉樹良材の減少とともに、国産広葉樹の価値が見直されつつある。

・植栽から主伐まで４０～５０年を要するスギ･ヒノキだけでなく、１５～３０年程度で収穫できる「早生樹」は、里山・耕作放棄地の有効利用に繋がる可能性がある。

・近年、竹林伐採跡地にクヌギ・コナラ・ヤマザクラ等の広葉樹植栽が進みつつあるが、明確な育林技術体系がないため、材価を高める適切な施業管理がなされていない。

３．研究内容

１早生樹（センダン、コウヨウザンなど）
（１）育苗試験（樹種別）
・種子保存・発芽促進法、挿し木苗の育成法、最適施肥量など
（２）植栽による実証試験
・成長量調査、植栽適地（土質・地形等）、芽かき効果

２有用広葉樹（クヌギ、コナラ、ヤマザクラなど）
（１）既存植栽地における生育状況調査
・植栽密度（単一樹種・混交）、混交植栽地における樹種別の成長比較
（２）育林技術試験
・芽かき効果、枝打ち効果、間伐効果

３「早生樹・有用広葉樹の育林技術マニュアル」の作成

４．事業計画

区分	事業の内容	事業費(千円)
全体		2606
29年度	１，早生樹・樹種別の育苗、植栽試験２，有用広葉樹・生育状況調査、育林技術試験	592
30年度(要求額)	１，早生樹・樹種別の育苗、植栽試験２，有用広葉樹・生育状況調査、育林技術試験	514
31年度(概算)	１，早生樹・樹種別の育苗、植栽試験２，有用広葉樹・生育状況調査、育林技術試験	500
32年度(概算)	１，早生樹・樹種別の育苗、植栽試験２，有用広葉樹・生育状況調査、育林技術試験	500
33年度(概算)	１，早生樹・樹種別の育苗、植栽試験２，有用広葉樹・生育状況調査、育林技術試験３，マニュアル作成	500

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・早生樹に関する情報収集を実施（早生樹セミナー、植栽事例調査、他県植栽地の現地研修等に参加）した。
・場内のセンダンから採種を行い、育苗に必要な種子データ、発芽試験、施肥試験を行った。施肥試験の結果、センダンは肥料要求度が高い樹種ということが分かった。
・センダン苗木を県内5カ所に植栽し、活着及び成長調査を実施中である。
・有用広葉樹の生育状況を調査するため、県東中部管内の広葉樹植栽地のデータを収集した。

これまでの取組に対する評価

・情報収集を行い、試験で取り組むべき有望な早生樹（センダン、コウヨウザン、ユリノキなど）を絞り込んだ。
・これまでセンダンは土地を選ばず、どこでも植栽可能と考えられていたが、施肥試験の結果から、早生樹として利用する場合は土壌養分の肥沃な土地に植栽する必要があることが分かった。今後も試験データを集め、県内で早生樹を利用する場合の注意事項を明らかにしていく必要がある。

工程表との関連

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位：千円)

区分	事業費	財源内訳
区分	事業費	国庫支出金	使用料・手数料	寄附金	分担金・負担金	起債	財産収入	その他	一般財源
前年度予算	592	0	0	0	0	0	0	0	592
要求額	514	0	0	0	0	0	0	0	514

財政課使用欄(単位：千円)

区分	事業費	一般財源
計上額	514	514
保留	0	0
別途	0	0

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