これまでの取組と成果
これまでの取組状況
イチゴに対するEOD反応を活用した加温方法として、日没後3時間20℃加温し、その後無加温とすると慣行加温よりも早期収量の増加、燃料費削減効果あることが明らかとなり、平成26年度に新しい技術として情報提供した。また、FR光照射が果実肥大促進に効果的であることを明らかにした。品種によって反応に違いがあると考えられた。
収量性が高く食味が優れるオリジナル品種「とっておき」の栽培技術確立に向けて花芽分化時期、採苗時期、栽植密度、育苗方法等を検討した。
オリジナル品種「とっておき」を平成28年度から県内農家23戸に配布した。また、「とっておき研究会」を開催して農家への栽培技術の普及を図っている。
これまでの取組に対する評価
平成29年度 外部評価委員会議(事前評価)の結果
総合評点 13.1 判定 ◎
(評点9以上で試験実施)
評価委員の主な意見
・冬季に収入のあるイチゴ栽培技術の確立は、農家の経営安定のために重要な課題と思われる。
・現場で使いやすい技術マニュアルの作成をお願いしたい。
・EOD技術の活用に期待する。
・施設園芸の省力化と低コスト化は課題である。
・技術力によるオリジナル品種の産地化施策として期待できる。
・技術を確立して新規就農者等の安定生産につなげていただきたい。