事業名：
鳥取県産きむぬすめ等ブランド化戦略推進事業
（この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください）
農林水産部 生産振興課 水田作物担当
| |
事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト
(A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
| 30年度当初予算額 |
3,550千円 |
9,534千円 |
13,084千円 |
1.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
| 30年度当初予算要求額 |
4,250千円 |
9,534千円 |
13,784千円 |
1.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
| 29年度当初予算額 |
4,250千円 |
9,538千円 |
13,788千円 |
1.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額：4,250千円 （前年度予算額 4,250千円） 財源：単県
一般事業査定：計上 計上額:3,550千円
事業内容
１ 事業概要
日本穀物検定協会主催の食味ランキングにおいて４年連続「特Ａ」評価を受けた「鳥取県産きぬむすめ」について、百貨店・高級料理店へ積極的に売り込みをかけ、メディア等を活用したブランドイメージの向上に取り組むことにより、鳥取県産米の認知度、評価の向上につなげる。
２ 事業内容
（１）きぬむすめブランド化戦略推進事業
（２）きぬむすめ等販売対策強化支援事業
（３）きぬむすめ生産拡大及び新品種検討支援事業
（４）担い手農家等販売対策支援事業
事業実施期間：Ｈ２８～３０
３ これまでの取組状況・改善点
（１）米を巡る近年の情勢の変化等を踏まえ、平成２５年１２月に「鳥取県米ビジョン」を見直し。関係機関が連携しながら生産から販売までの取組を推進するとともに、ビジョンの実現に向けて、平成２６年度に、きぬむすめの販売対策強化、生産拡大に重点を置いた「鳥取県産きぬむすめ等販売拡大支援事業」を創設。試食宣伝の取組やマスコットキャラクターの作成等により、「きぬむすめ」の販売対策強化や販売圏での知名度向上に取り組んできた。「きぬむすめ」の作付面積は、関係機関が連携したこれらの取組等により大幅に拡大（H25：1,402ha → H29：3,189ha（未確定値） 、H30目標：3,000ha）し、業務用も含めた一定の販路確保ができている。平成30年産米からの国による生産数量目標の廃止を迎え、食味・品質の高位安定化に向けた取組の一層の強化と、販路確保の為の継続的な取組が必要である。
（２）一方、穀物検定協会の食味ランキングにおいて「鳥取県産きぬむすめ」は、平成２５年産から４年連続で「特Ａ」評価を取得中。全国的な競争環境の中、「特Ａ」銘柄であっても有利販売は容易ではない状況であり、他産地との競争に勝ち残っていくためには、「鳥取県産きぬむすめ」全体の食味・品質の高位安定化に加え、ブランド化戦略が重要であり、平成２８年度からブランド化推進のための事業を追加。食味や品質の基準を設定したり、栽培方法を限定することで、「特A」評価に新たな価値を加えることで、全国的な知名度向上とより有利な販売を目指している。
【取組例】
・三朝町産きぬむすめ
大阪の米穀専門店等と「三朝会」を設立し、ブランド第１弾として「三朝町産きぬむすめ」の販売を開始。最終的には三朝町産米全体のブランド化を目指す。
・江府町産きぬむすめ
コシヒカリで取り組んでいるプレミアム特栽米を、きぬむすめにも拡大するよう試験的な取組を開始し、トップブランドとしての販売の可能性を検討中。（H28年産は「お米日本一コンテストinしずおか」で最高金賞を受賞）
４ 予算比較
事業区分 | H30当初要求額 | H29当初予算額 |
| （１）きぬむすめブランド化戦略推進事業 | １，５００千円 | １，５００千円 |
| （２）きぬむすめ等販売対策強化支援事業 | １，５００千円 | １，５００千円 |
| （３）きぬむすめ生産拡大及び新品種検討支援事業 | ２５０千円 | ２５０千円 |
| （４）担い手農家等販売対策支援事業 | １，０００千円 | １，０００千円 |
５ 前年度からの変更点
・鳥取県産米の新たな顔となる「きぬむすめ」のＰＲ、販売促進に加えて、新品種の市場評価収集等の取組を追加
各県が新品種を投入ししのぎを削る中、鳥取県の新品種の今後の立ち位置を検討する
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
１ 米を巡る近年の情勢の変化等を踏まえ、平成２５年１２月に「鳥取県米ビジョン」を見直し。鳥取県産米の目指すべき方向を整理し、関係機関が連携しながら生産から販売までの取組を推進するとともに、ビジョンの実現に向けて、平成２６年度に、きぬむすめの販売対策強化、生産拡大に重点を置いた「鳥取県産きぬむすめ等販売拡大支援事業」を創設。平成２７年度に「きぬむすめ」のブランド化を進めるための事業を追加した。
（１）きぬむすめブランド化戦略支援
生産面では、こだわり米の生産に向け、携帯型食味計の導入により、おいしさの見える化を図る取組を始めた。また、販売面では、首都圏の高級百貨店を中心に販売促進活動を行っている。
（２）きぬむすめ販売対策強化支援
Ｈ２５に作成したマスコットキャラクター「きぬむすび」を、ＰＲ資材、テレビＣＭ等に活用し、「きぬむすめ」の認知度向上、販売促進に取り組んだ。また、新たに販路開拓した県外の小売店での試食宣伝、県産品が当たるキャンペーン等に取り組み、早期の定着を図っている。
（３）きぬむすめ生産拡大及び新品種検討支援
「きぬむすめ」栽培コンテスト（２月に開催予定）を開催し、作付拡大の気運を高めるとともに、食味・品質の高位安定化に向けた試験研究に着手し、食味・品質の底上げに取り組んでいる。
（４）担い手農家等販売対策支援
米価低下の影響を受けやすい担い手農家等に対し、パッケージデザイン、試食宣伝等に必要な経費を助成し、米の販路開拓、販売促進等の取組を支援している。
２ 「きぬむすめ」は、穀物検定協会の平成２５～２８年産米の食味ランキングにおいて「特Ａ」評価を取得し、マスコットキャラクターや試食宣伝等の取組により、全体としての販売対策強化に取り組んできたが、食味や品質の基準を設定したり、栽培方法を限定することで、より有利な販売をしていこうとする動きが出始めている。
これまでの取組に対する評価
１ 「きぬむすめ」の作付面積については、関係機関が連携して作付を推進したことなどから大幅に拡大（H25：1,402ha → H28：2,983ha → H30目標：3,000ha）し、業務用も含めた一定の販路確保ができている。
２ 米の価格低下基調が続く中、「特Ａ」銘柄であっても有利販売は容易ではない状況であり、他産地との競争に勝ち残っていくためには、「鳥取県産きぬむすめ」全体の食味・品質の高位安定化に加え、ブランド化戦略が重要である。このため、今後もこれらの取組の継続とともに、加速化することが必要である。
工程表との関連
関連する政策内容
売れる米作りの推進
関連する政策目標
きぬむすめ作付面積 ２，５００ｈａ
財政課処理欄
本事業はきぬむすめに特化した事業であるため、販売対策強化支援事業の拡充については、既存の交付金事業で実施してください。担い手農家等販売対策支援は、過去の実績を鑑み、金額を精査しました。
要求額の財源内訳(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
財源内訳 |
| 国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 前年度予算 |
4,250 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4,250 |
| 要求額 |
4,250 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4,250 |
財政課使用欄(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 計上額 |
3,550 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3,550 |
| 保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |