現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 農林水産部の湖山池周辺農地営農支援対策事業(牧草地防除対策)
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

湖山池周辺農地営農支援対策事業(牧草地防除対策)

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農林水産部 東部農林事務所 地域整備課  

電話番号:0857-20-3575  E-mail:toubunourin@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 500千円 0千円 500千円 0.0人 0.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 500千円 0千円 500千円 0.0人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 5,000千円 0千円 5,000千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:500千円  (前年度予算額 5,000千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:500千円

事業内容

1.事業概要

県と鳥取市は、平成24年3月から開始した湖山池汽水湖化に伴い、湖山池周辺での営農を維持して行くために、湖山池の水を利用しない集落営農組織による大規模飼料作の取り組みを行っている。

    しかし、事業開始から5年が経過し、雑草の混入や病害虫の発生等の要因による牧草の品質低下や収量減が見られ、飼料作継続の大きな課題となっている。
    このため、今後の事業継続に向けて、突発的要因である緊急防除費用と国の交付金(経営所得安定対策)の減額に伴う地元の営農に要する経費を助成し、湖山池汽水化に伴う牧草経営の安定化に繋げる。
    また、乗越池の代替水源対策として地元合意したため池を浚渫することで、必要用水量を確保し地域農業の振興を図る。

2.事業内容及び要求内容

 
事業区分
 事業内容
事業量
 事業主体
補助率
 要求額
 (千円)
 

防除費用
支援

大規模飼料作を展開している集落営農組織に対して突発的に発生に対する防除等と国の交付金(経営所得安定対策)の減額に伴う地元の営農に要する経費を助成する。
A=13ha
各地区営農組合
(瀬地区、三津地区、西桂見地区)
県1/2
鳥取市1/2
  500
 基盤整備ため池浚渫
1箇所
3,838m3
県10/10
 38,000
 合計
 
 38,500
 基盤整備(ため池浚渫)は、土地改良費で別途要求>>>Database '30年度一般事業(農林水産部)', View '0008総合事務所\01東部農林事務所', Document '湖山池周辺農地営農支援対策事業(乗越池代替水源対策)'

3.背景と経緯

<牧草更新>

■平成23年8月、県と鳥取市が設置した「湖山池会議」において湖山池水質浄化対策を検討した結果、「湖山池の望ましい姿」として、現在の塩分濃度を高めて東郷池程度とすることが望ましいことを確認した(湖山池:2,000ppm〜5,000ppm、東郷池:最大3,200ppm程度)
■これを受けて、県と鳥取市は地元に対し、湖山池の水を利用しない畑作営農への転換と、それに伴う支援内容を提案し、協議を積み重ねた結果、各地区とも水稲作から牧草作に転換することに合意が得られた。 → 確認書H24.1.31締結
■県は、平成24年度より国の交付金をフル活用して、各集落の営農組織が安定して牧草生産するように支援している。
⇒牧草生産を行うことにより国から経営所得安定対策(水田活用の直接支払交付金)が各集落の営農組織に交付されている。(1,600万円/年)
■しかし、平成24年11月の牧草播種の遅延や排水不良等の要因もあり、予想以上に雑草が繁茂し、年々牧草の品質が大きく低下してきたため、販売先である畜産団体は、購入に難色を示している。
■そこで、県は、H27年度に排水改善対策を実施するとともに、今回鳥取市と連携して、牧草更新を支援することにより、経営を安定化させ、持続可能な牧草生産体制の確立を図るものである。
■加えて、H29年夏期には小雨高温の影響でアワヨトウが異常発生し、収穫量に大きく影響が受けたことを踏まえ、早期に防除できる体制を構築するとともにその費用を支援することで被害拡大を食い止め、品質や収量を向上させ牧草経営を安定化に繋げる。
<基盤整備>
■鳥取市三津地内の水田受益をもつ「乗越池」は、湖山池の,水を渇水時の補給水源として活用していたが、湖山池の汽水湖化に伴い、補給水の確保が困難となった。
■このため、平成24年6月にボーリング調査による補給水確保を試みたが、十分な水量を確保することが出来なかった。
■この代替措置として、池の浚渫による貯水容量増とすることで地元調整を進めたが話し合いは難航した。一先ず、貯水容量増につながるため池の底部の状態の確認や山切りについて測量調査することとなった。
■測量調査した結果、浚渫土のセメント安定処理工や山切り案では概算工事費でかなり割高になることから、平成29年7月の地元説明会で干ばつ補償や外部水源から給水車による用水確保を提案したが、地元は強く反発。
■平成29年9月の地元説明会では、浚渫を最終決着とすることで地元の同意を得たことから、ため池本体若しくはため池近傍での天日ばっ気工法により、さらなる効率化が図られるよう浚渫詳細設計業務で検討し、地元了解を得ることとしたい。地元との覚書締結した上で平成30年〜31年度に工事実施する。
■また、三津地区において鳥獣被害で、生育不良箇所が顕著となり、飼料作経営が不安定なため、鳥獣侵入防止柵を施工し経営安定を図る。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

平成24年1月31日に県知事、鳥取市長、地区代表者(瀬、三津、福井、西桂見)の3者で締結した畑作営農への転換に関する確認書に基づき、湖山池周辺地域の農業振興対策を実施しているところ。

これまでの取組に対する評価

・平成25年度以降、東部農林事務所内に湖山池周辺農業対策プロジェクトチームを立ち上げ、鳥取市とも連携しながら技術・経営指導等を行ってきたところであり、今後も両者で連携しながら大規模飼料作の経営安定化に向けた取組等を継続して支援する。

財政課処理欄


 基金の5年間の継続を認めます。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 5,000 0 0 0 0 0 0 0 5,000
要求額 500 0 0 0 0 0 0 0 500

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 500 0 0 0 0 0 0 0 500
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0