事業名：
「鳥取地どりピヨ」の遺伝資源保存技術の確立
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農林水産部 中小家畜試験場 環境・養鶏研究室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト
(A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
| 30年度当初予算額 |
915千円 |
3,178千円 |
4,093千円 |
0.4人 |
0.0人 |
0.0人 |
| 30年度当初予算要求額 |
1,436千円 |
3,178千円 |
4,614千円 |
0.4人 |
0.0人 |
0.0人 |
| 29年度当初予算額 |
648千円 |
3,179千円 |
3,827千円 |
0.4人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額：1,436千円 （前年度予算額 648千円） 財源：単県
一般事業査定：計上 計上額:915千円
事業内容
１ 事業の目的･概要
鳥インフルエンザ等の伝染病が当場で発生した場合、長い年月をかけて作出し、県民に親しまれてきた「鳥取地どりピヨ」の遺伝資源が消失する可能性があるため、ピヨの親（父鶏）の精液を液体窒素中で保存し、万一の際にも鳥取地どりピヨを短期に復活できるようにする。
これまでの試験において、凍結精液による受精率が60パーセントを超える結果を得ており、 技術の改良をさらに進め実用化を図る。
（事業実施期間：平成29〜33年度）
２ 主な事業内容
（１）凍結保存可能な精液判定基準の確立
（２）精液品質向上技術の検討
（３）凍結保存技術の確立
（４）マニュアルの策定
（５）凍結精液の貯蔵
１ 事業の概要
鳥インフルエンザ等の鶏の伝染病発生に伴い、発生農場内の鶏は卵を含めて全て処分されることになっている。もし万一これらの伝染病が当場で発生した場合であっても、長い年月をかけて作出し、県民に親しまれてきた鳥取地どりピヨの遺伝資源が消失することのないよう対策を図る必要がある。そこでピヨの親の精液を長期間保存できる技術を開発し、液体窒素中で保存し万一の際にも鳥取地どりピヨを維持あるいは復活させることができるようにする。
２ 背景
（１）.高病原性鳥インフルエンザ等の発生により、発生農場の鶏 は種鶏も含めて全廃棄されるため、万一試験場で発生すれば鳥取地どりピヨは消滅する。
（２）.鶏の凍結精液は、凍結および融解技術が未だ確立されておらず、受精率も品種系統によって大きな差があることから、技 術の改善余地が多くある。
(３）.平成２８年度まで実施した「鳥取地どりピヨの遺伝資源保存技術の開発」試験において鶏精液の凍結保存について実用 化の目処が立った。
３ 目的
平成２８年度までの試験において、凍結保存精液を用いた人工授精による孵化率が５２％を超えるという結果が得られた。そこで 技術の改良をさらに進め一層の繁殖成績の向上を図るとともにるとともに、万一の際に鳥取地どりピヨの復活ができるように種鶏の精液を液体窒素中で凍結保存を行うこととする。
４ 事業効果
（１）.伝染病の発生時でも鳥取地どりピヨの遺伝資源を維持、保 存できる。
（２）.鳥取地どりピヨが消滅した場合、導入雌（改良センターからのGSR等）に凍結保存した精液を用いて戻し交配を重ねることで、鳥取地どりピヨの種鶏を復活させることができる。
５ 事業内容
（１）凍結保存可能な精液判定基準の確立
（２）精液品質向上技術の検討
（３）凍結保存技術の確立
（４）マニュアルの策定
（５）凍結精液の貯蔵
６ 事業期間および事業費
（１）事業期間および各年度事業費
＜H２９〜３３ ５年間の試験研究のうち２年目＞
年度 | 事業費（千円） | 備考 |
３０年度 | １,４３６ | 液体窒素補給器・保管器の購入費含む |
３１年度 | ６０２ |  |
３２年度 | ６０２ | |
３３年度 | ６０２ | |
（２）平成２９年度事業費内訳
内訳 | 事業費（千円） |
| 研究会旅費および参加費 | ７３ |
| 試験資材、試薬及び飼料費等 | ５２９ |
| 備品購入費 | ８３４ |
合計 | １,４３６ |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・ 「鳥取地どりピヨ」の遺伝資源保存技術の開発 (H25〜H28)
凍結精液製造に必要な耐凍剤を検討したところ、アミド類であるメチルアセトアミドの効果が高いことが判明した。また添加濃度は８％が最適なことも判明した。この条件において受精率65.6%、孵化率が52.4%と高い値が得られ、液体窒素中において長期に鶏精液を保存できる目途が得られた。
・今年度の取組
４〜７月まで計３７３本の凍結精液ストローを作成した。９月２９日より同ストローにて人工授精を行っている最中である。孵化成績は１１月１０日に判明する予定。
これまでの取組に対する評価
工程表との関連
関連する政策内容
市場に打って出る魅力あるオリジナル品種、高付加価値化技術の開発
関連する政策目標
高病原性鳥インフルエンザ等の発生に備え、遺伝資源の保存技術のさらなる改良を図る。
財政課処理欄
備品購入費について、緊急性を勘案し、精査しました。
要求額の財源内訳(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
財源内訳 |
| 国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 前年度予算 |
648 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
648 |
| 要求額 |
1,436 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,436 |
財政課使用欄(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
| 計上額 |
915 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
915 |
| 保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
| 別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |