事業名:
転作野菜の導入を促進する排水等対策技術の確立
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農林水産部 農業試験場 作物研究室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
30年度当初予算額 |
717千円 |
11,918千円 |
12,635千円 |
1.5人 |
0.5人 |
0.0人 |
30年度当初予算要求額 |
717千円 |
11,918千円 |
12,635千円 |
1.5人 |
0.5人 |
0.0人 |
29年度当初予算額 |
990千円 |
11,922千円 |
12,912千円 |
1.5人 |
0.5人 |
0.0人 |
事業費
要求額:717千円 (前年度予算額 990千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:717千円
事業内容
1 事業の背景
近年の米価下落により、水田での複数品目による輪作体系の重要性が高まっている。しかし水田転換畑では、排水不良などにより生産が不安定で、作型も限定されている。作型を拡大し経営を安定させるためには、栽培可能な期間を広げるための適切な排水対策を実施することが必要である。
2 事業の目的
排水対策による水田転換畑の野菜産地化支援、輪作による経営安定化の支援
3 事業の内容
1 ほ場条件別排水対策手法の確立
(1)機械等の施工による排水対策
(2)作物の能力を利用した排水対策
2 水田用機械を利用した作業体系の開発
4 事業の効果
ほ場条件、生産者の意向に合った排水対策の実施が可能となり、その結果野菜の作型拡大、労力の有効利用、収益の向上が期待できる。
土地利用型作物と野菜を組み合わせた作付体系のメリットを最大限生かした経営が可能となる。
大規模水田経営の中で大面積、省力的な野菜生産が可能となる。既存機械の利用率も向上し、経営の安定につながる。
5 これまでの成果
・排水不良ほ場調査による3つのパターン分類と排水対策提案
・疎水材充填による弾丸暗渠の排水効果の改善
・大豆や飼料用トウモロコシ跡作の白ネギの作業向上
・アスパラガスの密植栽培の生育確認
6 事業期間と年次計画
事業期間 平成28年度〜平成32年度(5年間)
機械等の施工による排水対策
(簡易診断法の開発による圃場ごとの効果的な排水対策)
| H28 | H29 | H30 | H31 | H32 |
転作野菜圃場現地実態調査 | ○ | ○ | | | |
圃場簡易診断法の開発 | ○ | ○ | ○ | | |
排水対策試験 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
マニュアル作成 | | | | ○ | ○ |
野菜栽培試験 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
作物の能力を利用した排水対策
| H28 | H29 | H30 | H31 | H32 |
大豆作付後圃場評価 | ○ | ○ | | | |
大豆跡作野菜栽培試験 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
トウモロコシ作付後圃場評価 | ○ | ○ | | | |
トウモロコシ跡作野菜栽培試験 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
輪作体系の確立 | | | ○ | ○ | ○ |
水田用機械を利用した作業体系の開発
| H28 | H29 | H30 | H31 | H32 |
現地応用事例実態調査 | ○ | ○ | | | |
水田用機械応用試験 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
7 鳥取県農業活力増進プラン」における位置づけ
1)農業法人、集落営農組織等による園芸品目の参入促進
2)各地域に根ざした特産物の育成・販売
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
ほ場条件別排水対策手法の確立については、前提となる県内ほ場の排水不良要因の調査を順次行い、対策の技術提案を行い、対策後の改善効果を野菜で判断している。
作物の能力を利用した排水対策は、大豆または飼料用トウモロコシ跡作ほ場で排水状況および白ネギ栽培の影響調査を行っている。
水田用機械を利用した作業体系の開発は、白ネギ栽培の機械利用つついて調査している。
野菜の栽培試験は、アスパラガスの早期成園化、新品種の特性評価などを試験中であり、概ね計画通り進行している。
これまでの取組に対する評価
<自己分析>
事例調査、診断ポイントの整理により、圃場条件に応じた排水対策を提示し、生産者が行う対策の一助となった。対策周知に努めるために実演会を2か所で行い、好評だった。
排水飼料用トウモロコシ跡は排水がよくなり、跡作の白ネギでは培土量が増え、作業の改善効果がみられた。
アスパラガスの密植栽培は、病気が発生しやすい一方で、収量が増加し、早期成園化の一手法として見込まれる。
機械利用については普及所等と連携して現場のニーズに合ったものとなるよう進め、課題を抽出した。
<改善点>
・簡易診断法を確立させる必要がある。
・栽培試験は生産者に伝えている段階なので、周知させる必要がある。
・今までの成果で輪作体系の確立に向けた試験を開始する。
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
990 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
990 |
要求額 |
717 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
717 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
717 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
717 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |