これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<政策目標>
平成35年目処で、農場HACCP認証農場10農場達成
(鳥取県農業活力増進プラン、平成27年度策定)
<現在までの取組状況>
平成26〜28年度に実施した農場HACCP推進事業により、農場指導できる人材の育成、農家への啓発および農場HACCP認証等申請手数料補助を行った。
事業期間中に、家畜保健衛生所・農業改良普及所等から農場指導員あるいは審査員研修をそれぞれ12名、8名受講し、さらに毎月の勉強会により指導力向上を図った。
また、毎年1〜2回の生産者および関係者を対象とした初心者向け研修会を実施し、啓発および普及に努めた。
これらの結果、認証農場2農場、推進農場延べ7農場が誕生し、それぞれ申請手数料補助により生産者負担の軽減を行った。また、取組農場も8農場と増加しており、引き続き政策目標達成に向けて支援を継続している。
さらに、平成29年度からは、事業内容を修正し、東京五輪食材調達要件となった畜産GAPへの支援も盛り込み、持続可能な支援に向け、県職員以外の獣医師等を巻き込んだ支援体制の構築に取り組んでいるところ。
これまでの取組に対する評価
<自己評価>
・認証取得農場では衛生管理レベルや従業員間のコミュニケーションの向上が見られるなど農場HACCP取組による効果が見られている。
・取組農場支援のための人材は育ちつつあるが、県職員主体での指導体制では農場への継続支援できる体制とは言えず、外部の指導者確保が課題となっている。
・農場HACCPおよび畜産GAPは取組開始から認証取得、さらにその更新に至るまで長い時間がかかり、申請手数料補助を含めた支援体制は今後も継続する必要がある。
・東京五輪を契機とした食材の生産方法への関心の高まりをふまえ、農場認証を引き続き普及推進する必要がある。