事業名:
高齢広葉樹林の萌芽更新技術の確立
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農林水産部 林業試験場 森林管理研究室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
30年度当初予算額 |
533千円 |
3,973千円 |
4,506千円 |
0.5人 |
0.6人 |
0.0人 |
30年度当初予算要求額 |
533千円 |
3,973千円 |
4,506千円 |
0.5人 |
0.6人 |
0.0人 |
29年度当初予算額 |
703千円 |
3,974千円 |
4,677千円 |
0.5人 |
0.6人 |
0.0人 |
事業費
要求額:533千円 (前年度予算額 703千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:533千円
事業内容
1 研究の概要
30年生を越える高齢なナラ、シイ・カシ林を対象に、萌芽更新等による伐採後の低コストな森林再生技術、施業方法を開発する。
2 研究の背景
○広葉樹林の放置による高齢・大径化が進行しており、特にナラ類等は、「ナラ枯れ被害」が増加する要因ともなっている。
○ナラ類等の広葉樹は、シイタケ原木、パルプ原料、床材、木炭等に利用されるほか、近年では木質バイオマス燃料としての需要が高まりつつある。
○里山の広葉樹林については、萌芽能力が高い15〜30年生程度で伐採・萌芽更新させるのが伝統的手法であるが、高齢・大径化に伴う萌芽能力の低下により、皆伐後に萌芽更新が行われず、ヤブ化・ササ山化した現地もみられる状況にある。このため、高齢広葉樹林の適切な伐採時期など更新方法の確立が課題となっている。
○また、萌芽後の成長(蓄積増加)過程が明らかでなく、適切な管理方法の確立により、低コスト・低労力の森林経営、資源循環利用に活かす必要がある。
3 研究の方法
(1)ナラ類等を主とする広葉樹林の萌芽力試験
・林齢別、伐採時期別に植生調査を実施
(「秋〜冬期」伐採、「春〜夏期」伐採)
・伐採後における林齢別・樹種別の萌芽状況を調査
(萌芽株の割合、萌芽の位置・本数、萌芽枝のサイズ・消長)
(2)萌芽枝の枯損防止効果試験
・伐採高・木口面処理試験による萌芽枝の発生状況調査
(3)天然下種更新の状況調査
・伐採地による実生の稚樹の発生・生育状況調査
(4)ナラ類等の成長解析
・伐採したナラ類等の成長過程の解析・把握
4 研究の期間
H28から32年まで5年間の試験研究期間のうち3年目)
区分 | 事業内容 | 経費(千円) |
全体 | | 3,600 |
28年度 | (1)伐採・萌芽状況試験
(2)萌芽枯損防止試験
(3)下種更新調査
(4)林分成長調査 | 666 |
29年度 | (1)伐採・萌芽状況試験
(2)萌芽枯損防止試験
(3)下種更新調査
(4)林分成長調査 | 703 |
30年度
(要求額) | (1)伐採・萌芽状況試験
(2)萌芽枯損防止試験
(3)下種更新調査
(4)林分成長調査 | 533 |
31年度
(予算額) | (1)萌芽更新調査
(2)下種更新調査
(3)林分成長調査 | 850 |
32年度
(予算額) | (1)萌芽更新調査
(2)下種更新調査
(3)解析・成果とりまとめ | 848 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
今年が調査2年目。
現在、調査地の設定と伐採地の調査を継続実施中。
これまでの取組に対する評価
現在までの調査では、県内に多い50〜70年生の林分では、既存の報告より、萌芽率は高そう。
高齢木からの萌芽更新では、萌芽後の枯損が多いと報告されていることから、今後の萌芽後の状況(調査・処理)が重要と思われる。
林齢・伐根径・調査地により、萌芽状況に、
工程表との関連
関連する政策内容
高齢広葉樹林の萌芽更新技術の開発
関連する政策目標
高齢・大径化した広葉樹林の萌芽更新技術の開発
財政課処理欄
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
703 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
703 |
要求額 |
533 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
533 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
533 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
533 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |