平成30年は、日本最古の歌集「万葉集」最後の歌を因幡国守として赴任した因幡の地で詠んだ大伴家持の生誕1300年に当たる。これを記念して大伴家持生誕1300年記念事業実行委員会が実施する事業の開催を支援する。これにより、万葉集に多くの歌を残し編者とも言われる大伴家持を郷土の誇りととらえて若い世代に豊かな鳥取の文化風土を伝える機会とするとともに、全国に万葉集有終の郷・鳥取をアピールする。
・山陰は、因幡に大伴家持、伯耆に山上憶良、出雲に門部王、石見に柿ノ本人麻呂と、万葉集の中でも名高い歌人が国司として赴任した万葉集との縁の特に深い地。
・その中で家持が最後の歌を詠んだ“有終の地”である鳥取の万葉を体験できる「因幡万葉歴史館」に、県内外から全国の万葉ファンが訪れるように、“万葉集”は全国各地から注目を集めることのできるコンテンツ。
・家持生誕1300年という記念の年を契機に、万葉の魅力を満喫する雅楽・舞楽の宴や万葉衣装体験、縁地巡りなど多彩な催しを企画し、同じく家持が赴任した富山、奈良等とも連携しつつ、全国に万葉歴史ロマンを感じることのできる“鳥取”、古代に生きた日本人と想いを共感できる地“鳥取”としてその魅力を発信する。
実施主体:大伴家持生誕1300年記念事業実行委員会
○構成:文化活動者、地域活動者、文化財団、地元新聞社等
○事務局:因幡万葉歴史館(鳥取市)
(1)大伴家持生誕1300年記念フェスティバル
[事業費5,466千円]
日時 平成30年10月20日(土)
場所 鳥取市民会館または国府町コミュニティーセンター
日程 オープニング(因幡の民俗芸能・因幡の傘踊り、麒麟獅子舞
記念式典
大伴家持生誕1300年記念音楽イベント
(公募者を含む児童生徒、地元コーラス等)
万葉コンサート
大伴家持生誕1300年記念フォーラム
「鳥取から大伴家持の魅力を語りつくす」(仮)
(2)万葉集朗唱の会
日時 平成30年10月21日(日)
場所 因幡万葉歴史館伝承館
史跡など周辺ゆかりの地(鳥取市国府町)
日程 開会式
朗唱(万葉衣装に身を包みリレー方式で万葉歌を朗唱)
こどもパレードin万葉
曲水の宴
万葉茶席
地産地消コーナー
(万葉おこわ、万葉カレー、万葉鍋、大伴家「餅」、等)
大伴家持大賞表彰式・講演会
万葉と神話とジオを巡るツアー
補助額 3,000千円
対象事業 (1)大伴家持生誕1300年記念フェスティバル
(2)万葉集朗唱の会
(3)講演会
【参考】過去の大伴家持関連予算
※平成21年度:万葉集最後の歌を詠んでから1,250年の記念事業
・「全国万葉フェスティバルin鳥取開催支援事業」補助3,000千円(当初・単県)
・「万葉有終の郷・鳥取から送る情報発信事業」委託7,219千円
(6月補正・国臨時交付金)