こども食堂等の居場所づくりの関係団体で構成する「とっとり子ども未来サポートネットワーク」に対して活動助成を行うことにより、全県的な居場所の増設や取組充実につなげる。
※・こども食堂等居場所を利用する子どもや親子を対象とした文化 芸術・スポーツ体験活動に対して補助。（財源は、イベント経費 についてクラウドファンディング型ふるさと納税を活用）
・こども食堂等居場所で学生ボランティアを受け入れる場合に交 通費相当額を補助。
＜「とっとり子ども未来サポートネットワーク」概要＞
県内でこども食堂に取り組む団体とこども食堂を支援する団体のネットワーク
【ネットワーク参加団体】
○こども食堂等の実施団体
NPO法人ワーカーズコープ（事務局）、こども・らぼ、テラハウス、福吉児童センター、こども食堂ネバーランド等
○支援団体
とっとり県民活動活性化センター、鳥取県社会福祉協議会、鳥取県生活協同組合、鳥取県隣保館協議会、西部地区にこども食堂を拡げる会、県等
（１）文化芸術・スポーツ体験活動への助成
こども食堂等の子どもの居場所を利用する子どもや親子を対象とした、文化芸術・スポーツ体験活動の実施に対して補助する。
【取組内容】
とっとり子ども未来サポートネットワークが、こども食堂等を利用する親子・子どもを対象として文化芸術・スポーツ体験を目的としたイベントを開催する。
（例）県内の芸術家を招いて「アートにふれるワークショップ」、鳥の劇場鑑賞、スポーツ観戦 等
【拡充要求額】 １，０６７千円（補助金）
（積算）
○イベント経費 ５５０千円※クラウドファンディング型ふるさと納税を活用予定
報償費（講師・ボランティア）、特別旅費、役務費、使用料、委託料
○事務経費 ５１７千円（一般財源）
【背景・目的】
・さまざまな家庭的困難を抱える子どもたちは、保護者の多忙や病気、経済的事情などにより、文化芸術・スポーツ体験の機会が少なくなる傾向がある。
・そうした子どもたちを日常的に見守り、学びを支えるために県内にこども食堂等子どもの居場所づくりが拡がってきているが、各こども食堂は運営を持続させることで精一杯の状況である。
・こども食堂支援のために活動している「とっとり子ども未来サポートネットワーク」において、こども食堂合同イベント開催により交流するとともに、文化芸術やスポーツなどの体験活動を提供することにより、子どもの情操を育み、興味関心を広げ、楽しみや夢を抱ける機会を提供する。
（２）学生ボランティアの確保支援
【取組内容】
学生ボランティアを受け入れるこども食堂に対して、とっとり子ども未来サポートネットワークを通じて交通費相当額の手当を補助する。
【拡充要求額】 ２６０千円（補助金）
（積算） @1,000×週1回×52週×5カ所
【課題・ニーズ】
○こども食堂や大学からの声
・アルバイトで生活費を賄う学生が多い。アルバイトに行かず来てもらうので、交通費程度でも謝金を払いたいが払えない。
・勉強を教えたいが、責任持って教えられる自信がない。学生ボランティアに来てもらいたいがつてがない。
・車を持たないため、公共交通機関を使う学生がほとんど。特に夜間の移動手段の確保が課題。
・交通アクセスの問題があり、特に中山間地域のこども食堂へは行きにくい。