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平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:衛生費 項:医薬費 目:薬務費
事業名:

薬剤師確保対策促進事業

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福祉保健部 医療・保険課 薬事担当  

電話番号:0857-26-7203  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算額 1,943千円 2,384千円 4,327千円 0.3人 0.0人 0.0人
30年度当初予算要求額 1,943千円 2,384千円 4,327千円 0.3人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 1,610千円 2,384千円 3,994千円 0.3人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,943千円  (前年度予算額 1,610千円)  財源:単県 

政策戦略査定:計上   計上額:1,943千円

事業内容

1 事業内容

【薬剤師確保対策促進事業補助金】
事業費
600千円(600千円)
開始年度
平成24年度(6月補正)
補助対象
(一社)鳥取県薬剤師会
事業内容
鳥取県と(一社)鳥取県薬剤師会が連携し、以下の事業を行う。(補助率:2分の1)
■薬学部設置大学の就職ガイダンスへの参加
■薬剤師募集の広報・チラシ等作成・配布
■未就業者登録・マッチング事業、復職支援プログラムの実施
■薬学生インターンシップ受入
■高校生・保護者・高校教員向けセミナーの開催
 (平成27年度から)
■薬剤師確保に向けた検討会の開催(平成29年度から)
■薬学生実務実習受入促進事業(新規)

    <詳細>
    1)高校生・保護者・高校教員向けセミナー
     鳥取県内の高校生やその関係者に対して、薬剤師の魅力やキャンパスライフ、学費などについて広く知ってもらい、薬学部への興味や進学意欲を高める。平成30年度からは、県内2箇所で開催。

     ・大学薬学部から職員を招き、模擬授業やキャンパスライフについて紹介・解説。
     ・県内の様々な職場で働く若手薬剤師から、仕事のやりがい等の紹介。
     ・各薬学部から入学案内等の提供を受け、資料として提供。

    2)薬剤師確保対策に係る検討会
     今後の薬剤師確保の事業効果の共有、新たな事業の可能性について、関係者間で検討するための意見交換会を実施

    3)薬学生実務実習受入促進事業(新規)
     薬学教育のカリキュラムに組み込まれている実務実習(5年次の22週間)について、鳥取県内での実習生受入の増加に資するための事業を実施

    【とっとり3Daysサマーインターンシップ】
    事業費
    747千円(1,010千円)
    開始年度
    平成26年度
    実施主体
    鳥取県
    事業内容
    鳥取県薬剤師会や鳥取県病院薬剤師会と連携し、全国の薬学生を対象として、夏季休暇中の3日間で、次のような薬剤師の職場体験や交流会を行い、鳥取県に就業する意識の醸成を図るもの。
    ・薬剤師業務の実地研修(見学、体験等)
    ・交流会(研修終了後に実施、東・西部地区2か所で実施)

    <詳細>  
    実施施設
    鳥取県内の病院、調剤薬局、行政機関
    実施場所
    参加者が希望する病院、調剤薬局、行政機関
    日程
    8月中旬の3日間(夏季休暇中に実施)
    (平成29年度までは2日間)
    役割分担
    <県>
    参加募集、参加申込受付、参加希望者・病院等との連絡調整、交流会設定、実施広報
    <病院・調剤薬局>
    研修実施、交流会での意見交換への参加、県への報告
    実績
    <平成29年度実績>
    薬学生参加者:13名
    受入施設:10ヶ所(病院:6、薬局:3、行政:1)
    参加者は、2ヶ所ずつ体験し、好評であった。
    なお、受入協力の申し出のあった病院・薬局は41ヶ所あり。
【冬春!ショートインターンシップ in とっとり】
事業費
447千円(0千円)
開始年度
平成30年度(新規)
実施主体
鳥取県
事業内容
鳥取県薬剤師会や鳥取県病院薬剤師会と連携し、全国の薬学生を対象として、冬〜春期休暇中に短期間(1〜5日間程度)の薬剤師の職場体験を行い、鳥取県に就業する意識の醸成を図るもの。

<詳細>  
実施施設
鳥取県内の病院、調剤薬局、行政機関
実施場所
参加者が希望する病院、調剤薬局、行政機関
日程
1月中旬〜3月上旬
(学生の希望日数に応じる)(最大5日間)
役割分担
<県>
参加募集、参加申込受付、参加希望者・病院等との連絡調整、実施広報
<病院・調剤薬局>
研修実施、県への報告
背景
薬学教育における実務実習を終えた学生が多く、就職活動が本格的になる冬〜春の時期において、鳥取県内の薬剤師の職場体験機会を設けることにより、就職への具体的なイメージの醸成につなげ、県内就業の後押しを図るもの。
サマーインターンシップの学生等からも実施の要望が多かったもの。
  
【その他】150千円(0千円)
○就職支援協定締結大学との連携強化 
 就職支援協定を締結している大学のうち薬学部を設置する大学との連携を強化すると共に、今後は単科大学(薬科大学)との協定締結に向けて取組を実施し、これらの大学と協働で取組を実施する。
(例:オープンキャンパス送迎バスの費用、就職カフェ開催費用、協定的結式開催費用の一部助成)

○薬剤師の需要状況調査 
 県内の薬局・病院における薬剤師の不足人数、薬剤師確保の必要性や不足の理由等について調査し、把握した実状を踏まえた確保対策につなげる。

2 積算根拠

(1)薬剤師確保対策促進事業補助金 

区分
所要額
内訳
摘要
チラシ配布
150
印刷製本費(年1回作成)
通信運搬費、旅費
4,000枚/1回
大学訪問
260
旅費:関西方面等
未就業者支援プログラム
50
謝金 1週間
2.5万円×延べ2人
学生実務実習は11週27万円が標準
未就業者登録・紹介制度
10
需用費、通信運搬費
インターンシップ
10
通信運搬費、資料等
高校生等向けセミナー
620
会場使用料、印刷製本費
講師・発表者報償費等
平成30年度からは2箇所開催
薬剤師確保対策に係る検討会
50
旅費、需用費、通信運搬費
薬学生実務実習受入促進事業 50旅費、需用費、通信運搬費平成30年度新規
1,200
○補助額:600千円(所要額1,200千円×1/2)

(2)とっとり3Daysサマーインターンシップ
  参加者(県外)の交通費  447千円
  (薬学部通学居所〜最初の研修施設の最寄駅間)
  情報交換会 食糧費     300千円

(3)冬春!ショートインターンシップ in とっとり
  参加者(県外)の交通費  447千円

(4)その他 150千円

3 現状・背景

1 平成22、23年3月の薬剤師国家試験では薬学部6年制化の影響で合格者が例年より大幅減。

2 平成24年3月試験から6年制化後の卒業生の受験が始まったが、6年制化導入前の予想に反し合格者が低迷。
(平成27年3月試験から若干の回復傾向)

3 山陰地方には薬学部がないため、鳥取県出身者は県外就職者も多く、6年制化以前から慢性的に不足感が強かった状況がさらに悪化している。

4 病棟配置薬剤師に診療報酬加算制度が設けられたため、急性期病院からの求人が大きく増加している。

5 平成27年度に厚生労働省が「患者のための薬局ビジョン」を打ち出し、すべての薬局を地域包括ケアの一翼を担うかかりつけ薬局とすることを推進しており、業務内容が在宅医療等へシフトすることから求人が増加している。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

鳥取県薬剤師会において薬学部設置の大学に求人情報提供及び無料職業紹介所「社団法人鳥取県薬剤師会薬剤師無料職業紹介所」を平成12年11月から開設し、就職先を紹介している。

 平成24年度から鳥取県薬剤師会に対して補助金を交付し、薬剤師会と連携しながら各種事業に取り組んでいる。

 また平成26年度からは、全国の薬学生を対象とした薬学生サマーセミナーを、平成27年度からは県内の高校生を対象とした高校生セミナーを開催し、薬剤師の確保に取り組んでいる。

これまでの取組に対する評価


 本取組を実施して5年が経過したが、各種事業に参加した者が本県に就業するケースも見られている。
 一方、全国的にも地方都市を中心に薬剤師は不足しており、高校生や薬学生を対象として中長期的な目線で、事業を継続していく必要がある。

工程表との関連

関連する政策内容

薬剤師確保対策の推進

関連する政策目標

県と薬剤師会が連携し、薬科大学等の就職ガイダンスへの参加、有資格未就業者の登録・希望者への復職支援プログラムの作成・実施、インターンシップの受入れ等を行う。


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,610 0 0 0 0 0 0 0 1,610
要求額 1,943 0 0 0 0 0 0 0 1,943

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,943 0 0 0 0 0 0 0 1,943
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0