現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 元気づくり総本部のビッグデータを利用した県内農産品・農産加工品改善モデル事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:工鉱業費 目:中小企業振興費
事業名:

ビッグデータを利用した県内農産品・農産加工品改善モデル事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

元気づくり総本部 東部振興課 活動支援担当  

電話番号:0857-26-7969  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算要求額 1,197千円 795千円 1,992千円 0.1人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 1,439千円 795千円 2,234千円 0.1人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,197千円  (前年度予算額 1,439千円)  財源:国1/2 

事業内容

1 事業概要

 平成29年度から、農商工連携、6次産業化に資するために産学官が連携し、販売者が有するビッグデータ(ID付POSデータ)の分析を行い、販売者及び生産者がターゲットとする客層のニーズや購買行動の情報を共有することで商品や販売促進の改善・改良に活用するモデル(仕組み)づくりに取り組んでいる。

     30年度は、分析の精度・信頼性と実用性を上げるため、事業者の意見等も踏まえて分析の修正等を加えるとともに、今年度実施できなかった品目の追加も行い、分析結果の可視化にも力をいれる。
     引き続き、空の海のポート連絡や鉄道の旅が注目されるタイミングに合わせて、旅行客の入込動向との関連性の分析を行う。

     ※ID付POSデータとは、顧客がポイントカードに登録した属性情報とレジで通した顧客の販売履歴を連動したデータである。

2 事業内容等

(1) 年次計画
区分
事業内容
29年度現状分析、モデル作成、報告、商品改善、改良
30年度前年度(商品改善、改良)結果の検証、モデル修正、報告、商品の再改善、改良
31年度前年度(商品改善、改良)結果の検証、モデルの仕上、報告、商品の再改善、改良
 モデルは、活用の成果を確認しながらから3年程度PDCAを繰り返すことにより、改善を加えていく。

(2) 前年度からの改善点
ア.分析精度・信頼性の向上:
    ・対象品目の絞り込み(4品目)(例:惣菜⇒惣菜、弁当)
    ・分析項目の追加(10品目)(例:イベントや試食の効果)
イ.事業実施中に事業者より要望があった品目等の追加(7品目) 
ウ.実用性の向上:分析結果理解向上のため視覚化の強化

    (3) 関係機関のメリット
    各主体
    主なメリット等
    小売業者購買力のある商品の品揃えの増加
    販売促進活動効果の向上
    生産者農産品・農産加工品の改善・改良
    販売促進活動効果の向上
    効率的なブランド化
    鳥取大学等研究蓄積の向上
    地域連携
    農商工連携、6次産業化の促進
    データ利活用のノウハウ取得
    他分野への応用

    3 実施主体

    4 要求額

    要求額 1,292千円(うち標準事務費 95千円)

    項目
    所要経費
    調査・分析業務に関する経費(委託費)
    (1,234千円)
    1,087千円
    分析結果報告会等に関する経費
    ・報償費
    ・特別旅費
    (50千円)
    50千円
    (60千円)
    60千円
    標準事務費
    (95千円)
    0千円
    合計
    (1,439千円)
    1,197千円

    5 事業実施期間

    3年間(平成29年〜平成31年)

    これまでの取組と成果

    これまでの取組状況

    (1)分析の進捗状況
    ○生産者の参加状況:22事業者(随時募集中)

    ○対象品目:対象直売所、生産者等の要望を踏まえ、16品目を選定
     ・加工品:パン、甘酢漬け、惣菜、和菓子類、洋菓子類、ジャム、梅干し、ケチャップ、シイタケ(乾燥)の9品目
     ・農産物:二十世紀梨、新甘泉、大豆、キャベツ、トマト、ブロッコリー、米の7品目

    ○分析の進捗状況
     ・10月時点で顧客分類は16品目、顧客の来店機会解析は6品目完了
     
    (2)事業者、関係者への還元(分析結果の報告会)状況
     ・農商工連携チーム会議にて分析結果報告会を実施
     ・対象直売所担当者に対して分析結果を報告
     ・10月に甘酢漬け、二十世紀梨、新甘泉、パンについて事業者向け中間報告会を実施予定

    (3)観光客に対する分析状況
     ・月別の外国人、砂丘観光入込客との関連性を分析中
     ・空港利用客に関するデータの提供については交渉中
     ・その他、観光客の動向に関する既存データを探索中

    これまでの取組に対する評価

    (1)生産者の参加について、当初、事業内容を理解してもらうことが難しかったが、丁寧な事業説明により、生産者の消費者情報を得たいというニーズの掘り起しにつながった。
     30年度は対象品目の絞り込みや分析項目の追加要望が見込まれるため、一部の品目については再分析を行う。
     事業実施中に7品目の分析の要望があったため、これらの品目は30年度に分析する。
     詳細な分析結果を容易に理解してもらうための工夫が必要であり、30年度は分析結果の視覚化を強化する。

    (2)直売所担当者からも同様の意見があり、効率的なブランド化ができることに期待された。事業者からは具体的な分析結果であることに高い評価を得られた。また、顧客の購買行動についてビッグデータから分析する重要性が認識され、さらに詳細な分析や品目追加の要望があった。

    (3)日にち単位で観光客の購入の影響を分析できるよう、詳細データの探索を行う。また、30年度は県道鳥取空港賀露線開通による分析対象直売所への品目単位での売上影響を分析する。




    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    前年度予算 1,439 719 0 0 0 0 0 0 720
    要求額 1,197 598 0 0 0 0 0 0 599