これまでの取組と成果
これまでの取組状況
(1)分析の進捗状況
○生産者の参加状況:22事業者(随時募集中)
○対象品目:対象直売所、生産者等の要望を踏まえ、16品目を選定
・加工品:パン、甘酢漬け、惣菜、和菓子類、洋菓子類、ジャム、梅干し、ケチャップ、シイタケ(乾燥)の9品目
・農産物:二十世紀梨、新甘泉、大豆、キャベツ、トマト、ブロッコリー、米の7品目
○分析の進捗状況
・10月時点で顧客分類は16品目、顧客の来店機会解析は6品目完了
(2)事業者、関係者への還元(分析結果の報告会)状況
・農商工連携チーム会議にて分析結果報告会を実施
・対象直売所担当者に対して分析結果を報告
・10月に甘酢漬け、二十世紀梨、新甘泉、パンについて事業者向け中間報告会を実施予定
(3)観光客に対する分析状況
・月別の外国人、砂丘観光入込客との関連性を分析中
・空港利用客に関するデータの提供については交渉中
・その他、観光客の動向に関する既存データを探索中
これまでの取組に対する評価
(1)生産者の参加について、当初、事業内容を理解してもらうことが難しかったが、丁寧な事業説明により、生産者の消費者情報を得たいというニーズの掘り起しにつながった。
30年度は対象品目の絞り込みや分析項目の追加要望が見込まれるため、一部の品目については再分析を行う。
事業実施中に7品目の分析の要望があったため、これらの品目は30年度に分析する。
詳細な分析結果を容易に理解してもらうための工夫が必要であり、30年度は分析結果の視覚化を強化する。
(2)直売所担当者からも同様の意見があり、効率的なブランド化ができることに期待された。事業者からは具体的な分析結果であることに高い評価を得られた。また、顧客の購買行動についてビッグデータから分析する重要性が認識され、さらに詳細な分析や品目追加の要望があった。
(3)日にち単位で観光客の購入の影響を分析できるよう、詳細データの探索を行う。また、30年度は県道鳥取空港賀露線開通による分析対象直売所への品目単位での売上影響を分析する。