1 事業概要
県内商業者の健全な育成と振興を図るために必要な調査等を行うための経費。
2 調整要求内容
県職員青年経済団体加入事業 743千円(383千円)
青年経済団体に県職員が加入し会員として活動参加することにより、若手経済人の感性、発想等を広く県行政へ反映させる。(平成20年度より加入)
【変更内容】
(1)加入団体を3団体→6団体に拡充
(2)県職員加入にあたっての内部ルールを整備
※特定の職員の派遣期間の設定(想定:3年間まで)など
3 若手経済人の声
会員企業のビジネスのために、県の各種施策に関する相談を身近に出来る。
- 行政の人が活動に関わってくれることで、事業実現に向けた実務的な意見を聞くことができる。また、事業実施上、行政との関わりも多く、メンバーに県職員がいると、色々とスムーズにいく。
- 県が団体の活動に積極的に関与してもらうことにより会員の士気向上を感じる。
- 県職員加入の空白期間が生じる状態は、団体としてはメリットを感じられない。継続した加入が団体の活動への理解に繋がると考える。また、団体側も県と連携を深めることができ、より有意義なものとなる。
4 参考
若手経済人と県との交流で生まれた主な取組み
(1)星取県の推進
- 鳥取YEGの勉強会(H28.6月開催)に県職員が講師として参加し、環境省調査で鳥取の星空が全国一を獲得したことを紹介。
- これに刺激を受けた青年部メンバーが、鳥取の星空の魅力発信等に県とも連携し精力的に取り組んだ結果、星取県を活用したビジネス活性化にも繋がってきている。
(2)ワクワク商品開発支援事業「とっとりと」
- 青年経済団体に加入し若手経営者とともに勉強会など各種事業に参加した県職員が団体での活動で得たヒントにより発案。
- 地域資源・独自技術を活用しながら県内中小企業と全国の生活者の『共創』による新商品開発支援というアイデアを生み出した。
- H27年度には全国知事会の「先進政策創造会議先進政策大賞」を受賞。様々な魅力的な商品開発に繋がっている。
(3)チームHAKUTOとの連携協力協定締結
- 青年経済団体への加入経験がある職員が、月面探査レースに挑戦する民間チーム「HAKUTO」の名前が「因幡の白うさぎ」由来であることや過去に鳥取砂丘でのフィールド試験を検討したことがあるという情報をキャッチし、同チームへアプローチ。
- 鳥取砂丘でのフィールド走行試験や鳥取県の産業人材の育成および地域の未来を担う子どもたちの教育への協力に関する連携協定をH28.5.18に締結。この協定に基づき「HAKUTO」代表の袴田氏の講演・交流会をH28.9月鳥取市で開催。若手経済人も多数参加。