国ではPPP/PFI推進アクションプランを策定し、とりわけコンセッション方式の活用を推進しており、鳥取県においても「県有施設・資産有効活用戦略会議」を設置し、PPP/PFI導入に向けた検討を行っている。
また、長野県企業局では、県営発電所におけるPFI導入について可能性調査が実施され、検討が進められている。
固定価格買取制度(FIT)の対象発電所については、20年間は高い単価が保証され一定の収益が見込まれることから、PFI事業に参画意欲を示す民間事業者もある。
舂米発電所のリニューアル工事を直営で行っているところであり、複数の発電所のリニューアル工事を直営で同時期に実施することは、現体制では人員的に困難である。
・今年度実施したPFI手法検討調査及び導入可能性調査の結果、舂米、小鹿第一、小鹿第二のPFI(コンセッション)導入に定量的、定性的に導入可能性があることを確認した。
・企業局経営プラン評価委員会の意見として、「現在有する人的資源など企業局の現状では、老朽化した発電施設のリニューアルを実施するのにコンセッション方式をとることは有効な選択と考える」と評価された。
・県有施設・資産有効活用戦略会議において、「小鹿第一・第二発電所の改修についてPFI手法を導入し、運営権対価の設定に留意の上、両発電所と併せて舂米発電所の運営に対してコンセッション方式の導入を検討することが有効である」と評価された。
(1)アドバイザリー委託【継続費】
・予算額 168,072千円
・実施期間 平成30年4月〜平成32年5月
・実施業務 実施方針、要求水準書、募集要項、契約書等
作成支援
事業者選定委員会運営支援
競争的対話実施支援
法的事項の支援、アドバイス
会計財務関連資料の取りまとめ
施設別損益計算書、貸借対照表作成
財務関連事項の支援、アドバイス
図面整備取りまとめ
技術的事項の支援、アドバイス
(2)評価・選考委員会運営費用【H30】
・予算額 1,343千円
・内容 PFI事業評価委員会運営費用
事業者選考委員会運営費用
(3)事業説明会開催費用【H30】
・予算額 524千円
・内容 事業説明会・現地説明会開催費用
(千円)
| 平成30年度 | 平成31年度 | 平成32年度 |
(1)アドバイザリー委託 | 89,670 | 69,134 | 9,268 |
(2)委員会運営費用 | 1,343 | (948) | 0 |
(3)事業説明会費用 | 524 | (178) | 0 |
合 計 | 91,537 | 69,134 | 9,268 |
※(2)(3)の平成31年度分は来年度要求
合計169,939千円(平成30年度分91,537千円)