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平成30年度
当初予算 企業会計 (電気事業) 一般事業調整
事業名:

[継続費]県営発電所における民間活力活用

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企業局 190010経営企画課 営業誘致担当  

電話番号:0857-26-7444  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp

事業費

継続費要求額:0千円

事業内容

1 概要

県営水力発電所のPFI(コンセッション方式)の導入に向けて、外部専門家を活用し、事業者ヒアリングなど市場調査等を通じて、実施方針の策定、公募要項の作成、適切な運営権対価の設定など具体的な調査、検討を行う。

    【想定事業条件】
    (1)事業手法PFI方式とコンセッション方式
    (2)対象施設小鹿第一発電所、小鹿第二発電所、舂米発電所
    (3)事業期間再整備(リニューアル): 小鹿第一、小鹿第二、
                   (日野川第一)
    管理・運営: 舂米、小鹿第一、小鹿第二、
             (日野川第一)
    (4)事業期間各施設の供用開始後20年間(FIT制度の買取期間と同様)
    ※日野川第一発電所については、今後の調査によりリニューアルの事業性が見込める場合はコンセッションの対象施設に加える。

2 背景

 国ではPPP/PFI推進アクションプランを策定し、とりわけコンセッション方式の活用を推進しており、鳥取県においても「県有施設・資産有効活用戦略会議」を設置し、PPP/PFI導入に向けた検討を行っている。

 また、長野県企業局では、県営発電所におけるPFI導入について可能性調査が実施され、検討が進められている。

 固定価格買取制度(FIT)の対象発電所については、20年間は高い単価が保証され一定の収益が見込まれることから、PFI事業に参画意欲を示す民間事業者もある。

 舂米発電所のリニューアル工事を直営で行っているところであり、複数の発電所のリニューアル工事を直営で同時期に実施することは、現体制では人員的に困難である。

3 これまでの取り組み

・今年度実施したPFI手法検討調査及び導入可能性調査の結果、舂米、小鹿第一、小鹿第二のPFI(コンセッション)導入に定量的、定性的に導入可能性があることを確認した。

・企業局経営プラン評価委員会の意見として、「現在有する人的資源など企業局の現状では、老朽化した発電施設のリニューアルを実施するのにコンセッション方式をとることは有効な選択と考える」と評価された。

・県有施設・資産有効活用戦略会議において、「小鹿第一・第二発電所の改修についてPFI手法を導入し、運営権対価の設定に留意の上、両発電所と併せて舂米発電所の運営に対してコンセッション方式の導入を検討することが有効である」と評価された。

4 目的

 運転開始から50年以上経過する4発電所について、リニューアル計画を策定し、舂米発電所から工事着手しているが、売電収入を増加させるため、固定価格買い取り制度(FIT制度)の適用を目指す。又その際にコスト縮減のため、改修にPFI、運転管理にコンセッションの導入に向けてを具体的に検討する。

5 要求内容

(1)アドバイザリー委託【継続費】

 ・予算額   168,072千円
 ・実施期間 平成30年4月〜平成32年5月
 ・実施業務 実施方針、要求水準書、募集要項、契約書等
         作成支援
         事業者選定委員会運営支援
         競争的対話実施支援
         法的事項の支援、アドバイス
         会計財務関連資料の取りまとめ
         施設別損益計算書、貸借対照表作成
         財務関連事項の支援、アドバイス
  図面整備取りまとめ
         技術的事項の支援、アドバイス

(2)評価・選考委員会運営費用【H30】
 ・予算額   1,343千円
 ・内容    PFI事業評価委員会運営費用
         事業者選考委員会運営費用


(3)事業説明会開催費用【H30】
 ・予算額    524千円
 ・内容    事業説明会・現地説明会開催費用

                                    (千円)
平成30年度平成31年度平成32年度
(1)アドバイザリー委託  89,670  69,134  9,268
(2)委員会運営費用   1,343   (948)      0
(3)事業説明会費用     524   (178)      0
   合   計  91,537  69,134  9,268
  ※(2)(3)の平成31年度分は来年度要求          
合計169,939千円(平成30年度分91,537千円)

6 スケジュール

  日 程 主な内容事業評価
委員会
事業者選考委員会現地説明会
平成30年度 アドバイザリー業務締結
マーケットサウンディング
図面・財務資料整理、公募資料作
成、 特定事業の選定
実施方針・募集要項等の策定
提案書の公募、一次選考
 1回  3回 1回
平成31年度 競争的対話
二次選考(優先交渉権者の決定)
運営権対価等設定、実施契約締結
 4回 1回
平成32年度 PFI事業開始、報告書作成
    【参考】FIT制度との関連
     FIT制度については国民負担を前提としている制度であることから平成33年度以降については抜本的な見直し(制度設計が見直され売電単価が引き下げられることを想定)が実施されることとなっているため、現行のFIT制度が適用となるようなスケジュールでリニューアルを実施する前提で検討する必要がある。

<参考>コンセッション方式のPFI事業について

    (1)コンセッション方式とは
       PFI事業のうち、施設の所有権を公共主体が有したまま、施設の運営権を民間事業者に設定する方式。

    (2)メリット
      ・民間のノウハウを活かし、効率的な運営が可能。
      ・県の経営リスクを軽減できる。

    (3)デメリット
      ・事業者の運営能力の見極めが困難。
      ・適切な施設運営のモニタリング体制の構築が必要。
      ・コンセッション期間終了後のFIT制度が不透明で、事業者が撤退し直営となった場合、職員の確保が困難。
      ・事業者が県外の場合、発電で得られた利益が県内に還元されにくい。



継続費要求書 (単位:千円)

事項 期間 区分 限度額 財源内訳 説明
国庫支出金 起債 分担金
負担金
その他 一般財源
款:的支出
項:改良費
目:準備勘定


平成31年度から
平成32年度まで
要求総額
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年度
平成31年度
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平成32年度
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