1 事業の概要
沖縄「因伯の塔」は、先の大戦の際、沖縄及び南方諸地域において戦没された本県出身者の慰霊のために、昭和46年11月に県により建立されたものである。
建立から長期経過しており、塔の台座のひび割れ、床の陥没などの老朽化が進んだため、安全性及び美観の確保のため修繕を行う。
2 事業内容
(1)修繕項目
項目 | 主な修繕内容 |
本塔台座 | 石材の剥離、ひび割れ等の修復 |
コンクリート床 | コンクリート撤去、敷き直し |
通路 | コンクリート及び樹木撤去後、復旧 |
花壇 | 花壇撤去後、復旧 |
中央通路床 | 目地・石欠け補修、洗浄・撥水剤塗布 |
本塔台座周辺床 | 洗浄、目地補修 |
銘板及び台座 | 洗浄、文字塗替え |
由来碑文 | 洗浄、文字塗替え |
ベンチ | 研ぎ直し、コンクリート灰汁除去 |
(2)委託先
公益財団法人 沖縄県平和祈念財団
3 要求額
要求額 6,872千円
【内訳】
直接工事費 4,612千円
共通仮設費 540千円
現場管理費 756千円
一般管理費 864千円
事務費 100千円
4 背景
塔の維持管理を委託している沖縄平和祈念財団から塔及び塔周辺設備の老朽化について指摘を受け、現地を確認したところ、塔のひび割れ、床の地盤沈下、通路のひび割れなどが認められた。
また、毎年11月4日に鳥取県遺族会が実施する慰霊祭時においても、遺族会から数年にわたり修繕の要望を受けているところ。