1 事業の目的・概要
○低所得世帯やひとり親家庭等の子どもや子育てを支えるとともに、支援が必要な家庭の早期把握・アウトリーチ支援につなげることも目的として、特に、夜間や休日等のこどもの居場所づくりを推進する。
○地域の大人や友達と一緒に食事を作って食べたり、勉強したり、創作・体験活動を行うことが出来る居場所づくりを支援することにより、子どもたちの家庭・学校以外の居場所を確保し、社会性・情操育成、生活習慣やマナーの獲得、文化芸術等の家庭・学校だけでは体験できない活動や体験を提供する。
○子どもへの関わりや行事等を通して世帯へのアプローチを図り、孤立防止や要支援世帯の早期把握・アウトリーチ支援へのつなぎを推進する。
【本事業のモデル性】
○県内においても、こども食堂をはじめとする居場所づくりの取組が拡がりつつあるが、子どもへの関わりを通じて要支援世帯を早期把握したり、アウトリーチ支援につなげる取組みは少ないため、モデル事業実施により展開していくことが必要である。
2 事業内容
事業者 | 県内で事業に取り組む市町村又は民間団体等 |
事業内容 | 休日や、平日の放課後〜20時頃にかけて、食事や学習、あそび等で参加者が交流する事業 |
補助対象 | 事業立ち上げ支援(補助基準額2,000千円)
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| 運営費(補助基準額2,000千円)
賃金、報償費、交通費、食糧費、消耗品費、役務費、使用料賃借料
※食糧費については上限を設定。 |
補助率 | 事業立ち上げ支援:県2/3 市町村1/3 |
| 運営費:県1/2 市町村1/2 |
要件 | ・継続した大人との関わりの中で信頼関係を構築し、安心・安全な居場所となる環境をつくること。
・活動を通して、生活習慣を身につけたり、コミュニケーション能力の向上を図ること。
・安定した大人との関わりの中で、子どもの意欲や自信、自己肯定感の回復や向上を図ること。
・保護者も参加できる場を設けるなど、子どもの姿を通して保護者との関わりに努め、世帯の孤立を防止するとともに必要な支援につなげること。
・市町村や学校、児童相談所等の関係機関から紹介された子どもを積極的に受け入れるとともに、市町村や学校等との連絡会を設ける、専門家からアドバイスを受ける等により、運営や支援の充実に努めること。 |
3 事業見直し内容
○運営費について、食糧費に上限を設定する。
【見直し理由】
「とっとり子ども未来サポートネットワーク活動支援事業」により、こども食堂等の運営を持続可能なものとするための後方支援の中で食材確保システム構築をめざすこととしているため。
4 積算根拠
8,100千円
(実施想定) ※市町村への実施意向調査をもとに算出
事業立ち上げ支援 7箇所(2自治体)
運営費 21箇所(5自治体)
(積算根拠)
事業立ち上げ支援 2,500千円(見込額)×2/3=1,664千円
運営費 12,810千円(見込額)×1/2=6,405千円
5 事業実績
【交付決定状況(H29年9月末時点)】
○立ち上げ支援
2自治体3か所(開設予定含む)
○運営費支援
3自治体8か所(開設予定含む)