１．事業内容（全体計画）
鳥取港を安定的な経済活動ができる港にするための検討経費
- 鳥取港長期構想策定
- 入出港船舶航行安全対策検討
- 港湾計画改訂
２．背景
平成28年から実施している鳥取港利用促進検討会において利用企業からは、年間を通し安定的に利用できる港にしてもらいたいとの意見が出されている。
現在、安定利用の障害となっているのは次のとおりである。 ・港内の静穏度が低い ・冬期風浪による航路埋そく
本年度は台風18号、21号の影響により、航路が約14万m3もの土砂により埋そくし、企業活動に影響が出た。
また、現在の鳥取港の港湾計画は平成９年に策定されたものであり、山陰道をはじめとするインフラ整備、背後企業の変化等、鳥取港を取り巻く環境はめまぐるしく変化している。それに対応するための施設整備、ふ頭再編等を行い鳥取港らしい活用策を検討する必要がある。
今後の鳥取港圏域の企業の継続した安定的・効率的な経済活動を支援し、鳥取港の周辺環境の変化による喫緊の課題を解決するため、また鳥取港の長期的な方向性を定めるために、課題解決に向けた技術検討および長期構想の策定に着手する。
３．債務負担行為の必要性
本事業を実施するにあたり、事業初年度と次年度の業務を区切らず継続して実施することにより、業務の効率化、円滑化がはかれ、通常よりも事業期間を短縮でき、施設再編、施設整備等の早期に事業化を目指すことができる。
４．要求内容
H31年度（C=95,654千円）
鳥取港長期構想策定
- 長期構想策定業務（C=26,256千円）
- 長期構想に対する検討（C=10,500千円）
- 鳥取港港湾計画改訂に伴う現地での環境調査（C=41,398千円）
入出港船舶安全航行対策検討（C=17,500千円）