現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 農林水産部の鳥取版スマート農林水産業推進事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

鳥取版スマート農林水産業推進事業

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農林水産部 とっとり農業戦略課 研究・普及推進室  

電話番号:0857-26-7388  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算要求額 3,528千円 3,973千円 7,501千円 0.5人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,528千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

 農業生産における作業性の改善・向上、低コスト生産について、関係機関と連携・協議する場として、「とっとり農業イノベーション連絡協議会」を平成27年4月に発足。この協議会の議論を通じて浮かび上がった課題について、平成30年度以降、順次具体的に研究開発や検証を行う。

2 主な事業内容

(1)鳥取版スマート農林水産業推進事業の体制

    ○とっとり農業イノベーション連絡協議会の運営(180千円)
    構成員鳥取大学、米子高専、産技センター、産業振興機構、JA、農業改良普及所、試験場、関係課等
    目的・農業の作業性の改善技術、低コスト生産技術の開発について関係機関と連携・協議する。
    ・本連絡協議会で事業化する解決課題を認定する。
    部会・農作業省力化・低コスト化システム開発検討部会
    ・スマート農業部会
    (2)新たな省力化機械・低コスト化技術の開発
     農作業省力化・低コスト化システム開発検討部会において、特に産地からの要望が強い2課題について、地元と連携して開発を行う。
    機械・技術開発費に係る負担率
    県1/2、地元1/2
    ○洗いらっきょう根葉切り機の共同研究開発(福部らっきょう産地)
    目的・切り子(8割が60代以上)不足解消のため、洗いらっきょうの根葉切り機を開発し、産地維持を図る
    内容H30年:試作機となるベース機の開発
    H31年:ベース機を改良した試作機を数台製作し、現地実証予定
    委託先国立大学法人鳥取大学農学部
    委託料2,970千円。県1/2、鳥取市1/2
     (2年間トータル6,000千円の開発費)
    事業期間2年間
    ○北条ぶどう産地復興のための連棟パイプハウスの長寿命化(補強)技術の開発
    目的・北条ぶどう産地の復興を図るため、老朽化した連棟ハウスの寿命を10年延ばし、かつ農家が取り組みやすい100万円程度の低コストな補強技術を開発する
    内容(1)農家直営施工を含め、低コストな老朽化ハウス補強技術の開発
    (2)ハウスの補強技術の現地実証展示
    (3)補修方法の研修会
    事業費3,525千円。県1/2、北栄町1/2
    補強費用:3,000千円(1,000千円×想定3パターン)
    補強強度シュミレーション:525千円(産技センター)
    事業期間1年間
    今後の展開H31年は、がんばる地域プランを活用し北条ぶどう産地の復興を図る
    (想定農家数36戸/111戸、ハウス面積:13ha/28ha)
(3)スマート農業の実用性の検証
 スマート農業部会において、全国の動向や県下の取り組み状況等を把握し、実用性の高いスマート農機、ITシステムの推進を図る
○熟練農家の匠の技の伝承
内容(1)栽培管理のタイミングによって、品質や収量に大きな差がつく熟練農家の勘どころを撮影し、匠の技を見える化する。
(2)この動画を使い、若手普及員やJA営農指導員の指導技術の向上を図る。
(3)生産者が作業前にスマホ等で管理作業を動画で目合わせし、質の高い作業ができるシステムを検討する。
(4)H30年は専技、改良普及員に導入しているiPadを活用して撮影する。白ねぎ、ナシ、ブロッコリー等で取り組みを開始する。
事業費・映像記録装置一式100千円

3 事業費

(単位:千円)
事業
事業費
県費分
負担割合
イノベーション本会議
180
180
洗いらっきょう機械
2,970
1,485
県1/2、鳥取市1/2
北条ぶどうハウスの補強
3,525
1,763
県1/2、北栄町1/2
匠の技の見える化
100
100
6,775
3,528

4 事業の役割分担

(総括:とっとり農業戦略課研究・普及推進室)
担当事業
部会
普及所
主な連携機関
洗いらっきょう機械
省力化
低コスト
化部会
鳥取
鳥取大学農学部、
鳥取市
北条ぶどうハウスの補強
東伯
北栄町、
産業技術センター
匠の技の見える化
スマート
部会
全普及所
※農試、園試は対象作物に応じて技術の検証、組み立てに参画する

5 参考

とっとり農業イノベーション連絡協議会のその他の取り組み
 ICT、AI等を活用した先端農業技術の本県農業への有効性等を検討する。

(1)スマート農機の導入に向けた実用性検証と導入指針の作成
検証する機器・システム
・スマートアグリシステムコンバイン(水田ごとの収量や食味等のデータがクラウド上の営農管理システムKSASに自動集積するコンバイン)
・スマート田植機(可変施肥機能付き田植機)
・ドローン(農薬散布など)
・ハウス環境制御システム(Akisai、みどりノートなど)
(2)農業IT生産管理システム等の実用性検証
 スマートフォンやパソコンを用いて、ほ場ごと、作業者ごとの農業生産工程の管理ができるシステムで、県下の大規模経営体を対象にその実用性を検証する。
農業IT生産管理システム
豊作計画、フェイスファーム、ライトアーム、アグリノートなど






要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 3,528 0 0 0 0 0 0 0 3,528