現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成30年度予算 の 農林水産部のとっとりジビエ全県展開推進事業
平成30年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

とっとりジビエ全県展開推進事業

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農林水産部 食のみやこ推進課 普及推進担当  

電話番号:0857-26-7835  E-mail:syokunomiyako@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
30年度当初予算要求額 22,981千円 11,922千円 34,899千円 1.5人 0.0人 0.0人
29年度当初予算額 7,812千円 3,974千円 11,786千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:22,981千円  (前年度予算額 7,812千円)  財源:単県 

事業内容

1 目的

本県では「いなばのジビエ推進協議会」(当時は連絡協議会)が平成24年5月に発足し、これまでは県東部を中心にジビエ活用の取組が進んできた(※)が、昨今、県中西部においても、料理人や解体処理施設関係者などを中心にジビエ活用の機運が高まっている。(※若桜町の「わかさ29工房」が県版HACCPを取得し、年間約1,700頭を処理 等)


     こうした中、新たに立ち上げる県中西部のジビエ振興組織やジビエコーディネーターの活動を支援することで、ジビエ活用の取組を全県に展開し、県内料理人団体と連携したジビエ料理の普及、県内外での販路開拓等を進めることで、「とっとりジビエ」の更なるブランド化と普及を図る。

2 事業概要


1 「とっとりジビエ」の全県展開
○ジビエ振興協議会の活動経費支援
 ・新たに立ち上げる中西部のジビエ振興協議会(仮称)の活動を支援するとともに、先進地である東部の「いなばのジビエ推進協議会」とも連携して、「とっとりジビエ」の全県展開を推進
 コーディネーター人件費、活動費 9,216千円(4,339千円)

(1)いなばのジビエ推進協議会
 ・会長:長尾 裕昭氏
 ・コーディネーター:米村 晴己氏
 ・事務局所在地:鳥取市鹿野総合支所
 ・活動内容:研修・視察・イベント開催等

(2)中西部ジビエ振興協議会
 ・事務局所在地:大山町
 ・活動内容:研修・視察・イベント開催等
2 「とっとりジビエ」の更なる品質向上

○解体処理技術のレベルアップ

    ・解体処理者育成研修の実施など 755千円 (755千円)

3 県内外でのジビエのPR・普及促進
〇首都圏でのジビエPR
    ・首都圏飲食店でのレストランフェアの開催及び首都圏でのPRイベントへの出展 5,212千円 (5,212千円)
〇県内でのジビエPR
    ・県内飲食店でのレストランフェア開催 
1,338千円 (1,900千円)
      ・ジビエをテーマにした「料理の鳥人(ちょうじん)」料理対決イベントの開催 
2,300千円 ( 0千円)
      ・ファンクラブ組織化、料理講習会、PR等 
3,522千円 (2,293千円)
    〇学校給食でのジビエの普及促進
      ・県内料理人団体と連携して実施する食育と連動した取組
 638千円 ( 0千円)

【参考】農林水産省「ジビエ倍増モデル整備事業」(協議会への直接補助)を活用して実施予定の事業

1 「とっとりジビエ」の更なる品質向上
     ○解体処理技術のレベルアップ
      ・「わかさ29工房」の高度な解体処理技術を普及させるため、新規解体処理者の育成を目的としたDVD、解体処理マニュアルを作成
     ○トレーサビリティシステムの実証等
       安全安心なジビエ肉の提供のため捕獲情報を末端の消費者まで効率よく伝達するシステムの導入を実証


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取組状況

・県内におけるジビエ活用状況の把握
 (東部)いなばのジビエ連絡協議会が設立され、組織的な活動を活発に展開。また、智頭町に新たな施設建設予定

 (西部)南部町を中心に活用の動き。また、平成25年12月に日野郡鳥獣被害対策協議会が設立される。大山町に新たな施設が建設予定。

 (中部)三朝町の解体処理施設が個人的な活用されている。また、鳥取中部イノシシ産業化プロジェクトが立ち上がり、積極的な活動を見せている。

・部局横断的に情報を共有し、捕獲解体〜販売消費まで一体的な取組を推進。

・日本ジビエ振興協議会に加入し(H24)情報を収集するとともに、様々な機会を捉えてジビエの情報を県内に提供。

【都市部における情報発信と販路開拓】
・都市部でのレストラン向け料理教室有名シェフへの無償提供及びモニター調査とマッチング

・レストランフェアで消費者へアピール

・とっとりジビエ小冊子作成

【県内へのジビエ料理の普及とPR】
・一般向け料理教室を開催

・料理人を対象とした調理講習会

これまでの取組に対する評価

○これまでの取組に対する評価

@処理頭数 イノシシ     341頭(H23)→1,124頭(H28)
           シカ     250頭(H23)→ 1,824頭(H28) 

A利用率(解体数量/捕獲数) 6%(H23)→15%(H28)

Bジビエ加工処理施設の先導役 わかさ29工房
   →平成29年6月2日に県版HACCPを取得 (ホンシュウジカでは全国初)

C鳥取県がジビエ先進地として第1回日本ジビエサミットを開催。

D県東部ジビエ料理提供店舗 10店舗(H24) → 23店舗(H28) 

E鳥取銀行と三菱東京UFJ銀行の「地方創生に関する包括連携協定」
  (H28.2)

G地元スーパー(サンマート)で鹿肉を通年販売。県庁食堂ではジビエカレー。

F解体処理技術が高く、肉質が良い「とっとりジビエ」は首都圏シェフからの 評価が高く、大都市圏へ出荷。日本イタリア料理協会、日本ジビエ推進協議会、ジビエ議員連盟等とも連携。

G平成29年5月日本最大の食の総合教育機関「辻調理師専門学校」と連携協定を締結し、ジビエ活用に係るストーリーの作成や料理人への普及を推進。

H全日本司厨士協会米子支部(洋食)、惣和会(和食)などの料理人を中心に、ジビエ活用の機運が高まっており、県中西部も含め全県展開を目指す。

I「鳥取県産鹿肉」がボキューズ・ドール国際料理コンクール2019日本代表決勝大会での課題食材に選ばれ、「わかさ29工房」から提供。

J内閣官房及び農水省が実施する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」で844地区の応募の中から、31地区の優良事例が選定され、その中で鳥取県からは初めて「わかさ29(にく)工房」が選定。(ジビエ関係で選定された地区は、全国でも3地区のみ)




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 7,812 3,906 0 0 0 0 0 0 3,906
要求額 22,981 11,490 0 0 0 0 0 0 11,491