木質空間モデル施設整備推進事業

　そして、県産材（特にＡ材）の需要を拡大するためには、広く不特定多数の県民の方々に県産材を利用した空間を体験していただき、県産材利用への意欲を高めることが重要である。
　個人住宅の木造化への支援は既に実施しているが、企業の木質内装化などは新たな需要も併せて掘り起こしをすることが必要である。しかし、木材を効果的に使用した事例は少なく、また広く公開・体感できる状況とはなっていない。
　よって、県産材を使用したデザイン性が高く効果的に木材を使用した木質空間を「県産材のモデル空間」として広く一般へＰＲし、新たな県産材需要の掘り起こしを図る。

○事業内容　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（単位：千円）

区　　分	事業内容	予算額
（１）モデル空間整備支援（ハード整備） 　 モデル空間の内装木質化等に要する経費への支援を行う。 ＜事業主体＞　 　民間企業等 　　（市町村を除く）	・木質空間化等にかかる経費 　（木質内装に係る下地材や内装材の材料費・施工費等、木製空間化キット、木製家具等） ＜補助率＞ 　1/2	上限 1,500千円 /件
（２）県産材普及活動支援（ソフト事業） モデル空間に使用した県産材を普及し、県内外への販路拡大等 利用推進に向けた取組に要する経費に対する支援 ＜事業主体＞ 　モデル空間支援事業を行う民間企業等	・工事見学会・完成見学会の開催、ＰＲパンフレットの作成、展示会の開催及び新聞広告等のＰＲ経費 ＜補助率＞ 　1/2	上限 250千円/件
合　　　計		1,750 (0)

　　　＊（１）と（２）はセットで実施することを条件とする。

○補助件数　1件

○個人住宅の木造化に対する支援は既に実施しているが、木造住宅の着工数は横ばい状態で有り、企業の木質内装化などへの新たな需要も併せて掘り起こしをすることが必要である。
○民間企業は社内の木質内装化に関心があるものの、具体的な木材の使い方が分からない部分もあり、現状では木質の内装化は広く普及していない。よって、モデル施設を整備し、使用方法や事例などを提示することにより企業のオフイス等への今後の需要の拡大が見込まれる。
○また、県内では県産材を利用した新製品の開発などが進んでいるが、県内における活用実績は少なく、広く一般へのＰＲが不足している。よって、当該事業で整備する木を使ったデザイン性の高い空間をモデルとして広く公開・体感してもらい、新たな木材需要の掘り起こしに繋げる。